英国で船旅がブームに、旅費減など反映 業界調査
2006.11.29
Web posted at: 17:08 JST
- CNN/REUTERS
ロンドン――客船やフェリー運営会社の業界団体、PSA(本拠・英国)は28日、船旅による休暇を過ごした英国人は今年これまで125万人に上り、前年比で17%増加した、との調査結果を発表した。
一方で、陸路を利用するパッケージ旅行は、格安航空券を宿泊先と組み合わせてパソコンで手軽に手配できるためか、同期比で減少傾向にある。
PSAは、船旅は旅行の中で最も成長している分野の1つで、遠洋定期船や川下り船などを含め、来年は135万人の英国人が参加すると予測している。
船旅人気の高まりは、大型客船が導入され、旅費が陸路の費用とそん色が無いほどにまで下がったことも一因と見られる。これまで船旅は年配者や富裕層が中心だったが、旅行業界が幅広い年齢層に受けるよう改善した結果、旅客の平均年齢は53歳となり、今後も下がる傾向のあることが調査で分かった。
英国の船旅市場は米国に次ぐ規模にまで成長しており、米国の旅客船舶大手のロイヤル・カリビアン・インターナショナル(本拠・フロリダ州)が16万トンの世界最大の豪華客船「フリーダム・オブ・シーズ」号(全長338メートル、乗客定員3634人、乗組員数1365人)を今年6月に就航させた際には、初航海のルートとして米国のニューヨークから英国南部のサウサンプトンを選ぶなどしていた。
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Last updated
2006.11.30 07:05:22
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