アルカイダ系武装集団、中国のウイグル族対応で「報復」警告
(CNN) 国際テロ組織アルカイダとつながりを持つ武装集団「トルキスタン・イスラム党」の指導者が、新疆ウイグル自治区のウイグル族への対応について中国当局を非難し、「報復」を警告するビデオが、18日までに複数のイスラム系ウェブサイトに投稿された。
ビデオは今月8日付で、指導者が同自治区を「東トルキスタン」と呼び、中国が住民を「大量虐殺」したとの認識を示している。東トルキスタンはウイグル族の一部が使っている同自治区の呼称。指導者はそのうえで、支持者に「中国人の共産主義者」の殺害や包囲攻撃、待ち伏せ攻撃を奨励し、イスラム武装勢力が近く報復に出ると述べている。
米国務省は、トルキスタン・イスラム党が過去のテロ攻撃に関与していたと指摘した。
広東省韶関市の玩具工場では先月、ウイグル族従業員と漢族従業員が乱闘し、ウイグル族2人が死亡した。同自治区では今月5日、ウイグル族住民がこの事件に対する抗議デモを行ったが、ウイグル族と漢族間の騒乱が発生し、ウイグル族側に多数の死者が出たとされる。
ロス・ケンプ/S.A.S.英国特殊部隊IV~アルカイダ・クラッシュ~アサヒレコード