バグダッド市内で連続爆弾テロ 死者90人以上との報道も
爆弾爆発現場から立ち上る黒煙=バグダッド市内バグダッド(CNN) イラクの首都バグダッド中心部で25日午前、自動車爆弾事件が2件相次いで発生し、少なくとも74人が死亡した。一部報道機関は、90人以上が死亡、600人近くが負傷したと伝えている。
現場は官庁街で、爆弾の1つは司法当局から約500メートル離れた地点で爆発した。
イラクと米国の両国当局は、イラク国内の治安が来年1月16日の総選挙に向けて悪化する可能性を指摘している。ライス米国連大使は23日までの2日間の日程でイラクを訪問した。
バクダッド市内では今年8月19日、爆弾事件が6カ所で発生し、少なくとも100人が死亡、何百人もが負傷。6件中2件は、財務省と外務省を狙った自爆テロだった。イラク政府は、シリアに潜伏している旧バース党党員が犯行を画策したとの認識を示したが、相手国駐在の大使が相互に引き揚げるなど、イラクとシリアの両国関係が悪化した。
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