木魚とリズムとアート。
今日は彼岸の中日です。主人と義母が墓参りに行っている間にお坊さんがお経あげにきてくださいました。お店にお客様だったので娘に「お坊さんの後ろに座って一緒におまいりして」と頼んだ。さて、お坊様がお経をあげると響くもの。「木魚」の響き。お坊さんによってリズムが違う。このお坊さんは「ロック」だな。・・とか。そして、スタッフのクマガイが・・・リズムに合わせて揺れている。ポクポクポク・・・と楽しそうである。・・・ん?だんだんずれる(^_^;)そうだよ。思い出した。クマガイはどんなリズムであっても自分のリズムで揺れるのだった。クマガイ曰く「ゆらぎ・エフ分の一」のリズムなんだそうだ。最初は木魚のリズムと合っているのだが・・だんだん、ポクポクのポとクの間にカウントがずれてくる。「お!ジャズのカウントになった」と思う頃には、クにカウントがあっている。・・・・そして、ポにもクにも合わなくなるのだ。すべての曲にあわないカウント・・・?ひょっとしてヒーリング曲ならあうのかな?というよりも、どんな曲であっても自分のリズムで揺れるクマガイがすごいと思う。木魚にだって負けないのだ。張子のアカベコの首の揺れは・・・どうなんだろう?ところで中学の時、通学路にある家の軒先に天気がいい日に必ず干してあるものがあったのだ。・・・・どうみても「木魚」。全然知らないうちなんだが、三年通ううちに「なぜか?」を解決したくなった。そして、ついにその軒先で日向ぼっこをしていたお爺さんにたずねた。「木魚ですよね?」すると・・・・「木魚なんか干しとらん。」という答え。???え?じゃあ何なの?「ありゃぁ、息子のヘルメットじゃ。」アートな息子。きっと一つじゃないよね。「木魚一号」とか「木魚二号」とか。いやー三年間も騙されちゃったもんね。すごいアート作品。当時「イラストレーター」に憧れていた山田は心底すばらしいと思った。おじいさんは、しきりに感心する山田を見て「息子のいつも読んでいる雑誌みるか?」と持ってきてくれた。イラストレーションという高い雑誌。衝撃的であった。エアーブラシというもので絵が描けるんだぁ。・・・・・なぜ、それで、木魚を描いたのかを聞いてないのを思い出した。あぁ。あのお爺さんまだ生きてるだろうか・・。