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2016/01/10
カテゴリ：両親
春には ８９歳になる父
慢性心不全なので 良いとは言えないけれども 今月の血液検査の結果は 良くも悪くもなく まずまずでした 心臓は 良くなることはないので 現状維持は まぁ～ 良しとしましょう 昨年は ７回も入院して 父も大変だけれど 私も大変でした  「今年は もう 入院はしない」と 言っています 家が一番ですものね～  クリニックに向かう 車の中では 自分の葬儀の話ばかりして というか 「葬儀無用」 と 言ってます 昨年 亡くなった 往年の美人女優「原節子」さんを 引き合いに出し 女優と言う 華やかな仕事をしていたけれど 葬儀は 姉と 甥夫婦と 甥の子供のみでするように伝えていたそうです たったの４人 あまりにも寂しい葬式ね～ と私は思うのですが 「僕も それでいいと思うんだ～」 父は 末っ子なので 兄姉たちは とうに 亡くなっています 仕事を退いてからも 何十年も経つし 学生時代の友達も ほとんど 亡くなって・・・ だから 私たち 孫たち 姪や甥 そして 義妹夫婦と 本当に 家族だけでして欲しいと 「そう 長くない 自分が分かる」とも 言ってました 戒名も すでに 自作のものを ２つ 用意してるようで どちらか 私が 気に入った方を つけてくれ と言います こんな話 初めて 聞いた時は 「縁起でもない」と怒りましたが しばしば 同じ事を言うので 最近では 慣れてしまって 日常会話のように 聞いています（笑） 父が 最近になって そんな事を言うようになったのは 年齢や 体調のせいもあるでしょうが 母の葬儀の時の思いが あるのでしょう 母の時は 普通に 葬儀場で 執り行いました 初めての事なので 分からないことばかりでしたが 葬儀会社の方が 手慣れていらして てきぱきと 話を進めてくれるので こちらは 選択 決断をしていくだけで 葬儀社に支払う費用も 明確で 何の問題もなしでした 話は ここから 口にするのは 少し 気が引けるのですが お彼岸 お盆と お経をあげて頂いてる お寺さんに 葬儀のお布施を いくらお包みすればいいか？ さっぱり分からず 思い切って 直接 住職に 伺いました 住職は 意外にも あっさり はっきり 金額を仰いました 「お気持ちだけで」なんて 言われませんでしたよ（笑） 細かいことは 割愛しますが お寺さんへの 葬儀のお布施に 相場などなく 住職が「〇〇〇」と言えば それが 通る世界なのです 「いくらです」と言われて 「内訳は？」などとは 絶対に聞けません ただただ 「ありがとうございます」を繰り返すのみです もし「高い」と チラッとでも 心をかすめても 「何と不謹慎な事を」と 自己嫌悪を感じてしまう 最愛の母を 見送るわけですから 日本人なら お寺さんに対して 感謝以外の感情を持ってはいけない そんな風に 考える人が多いと 思うのです 主人は 「時給にしたら すごい金額」なんて言ってましたが 血のつながった私は そんな事 思ってもいけないと それが 母への 最大の供養なのだからと これが 結婚式なら 黙って 払う人など皆無だと思います 必ず 内訳を確認するし ストレートに「高い」と言うかもしれない 同じお金を払うにしても 結婚と葬儀では 全く 違います 違って 当たり前ですが この辺りの事を 父は 傍から見ていて 疑問に思ったのかも知れません 以前から お寺の在り方について 考えがあるようでしたから 我が家は 長崎に 先祖代々のお墓があり このお寺さんとも 離れていても 当然ながら ずっと お付き合いがあります 福岡から遠いので 前述した近くのお寺さんに お彼岸 お盆と お経をあげて頂くようになりましたが 父は 亡くなったら 長崎のお墓に入ると言っており 私が ２つのお寺の檀家になる事の 負担を心配してるのでしょう すぐには 結論が出ない問題ですね ところで 話は変わって 「もう そんなに長くない」と言いながらも 病院が済むと 「さぁ～ 何を食べようかぁ～」とニコニコ顔 六本松で 評判の中華料理店「凛丹」でランチを  私は 茄子のピリ辛炒め定食  父は 酢豚定食 どちらも １０００円です 評判通り 安くて 美味しいけれど 四川なので すご～く 辛かったです 父は 喜んで 「病みつきになりそう」なんて 言ってましたが お店を出ると 「次は どこに 食べに行こう」と とても 「そんなに長くない」と言う人の 会話ではないですね（笑） 驚くやら 呆れるやら・・・ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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