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チラシの裏の幻視録

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2008年05月12日
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カテゴリ:最近の報道
こんばんは。

 本日は経○連会館での会議が21時まで長引き、その後事務所に戻って23時まで仕事。で、帰宅は1時前。
月曜日から少々飛ばし過ぎの感があります。

 さて、本日の話題は、10日ほど前の電気新聞の記者コラム「焦点」(←朝日の「天声人語」、読売の「編集手帳」みたいなもの)のより。

 > 通勤途中にある地元のお好み焼き屋の店先の小さな白色ボードを見るのを
 >楽しみにしている。30センチ角ほどのスペースに新聞から拾ったと思われる
 >記事を手書きで紹介している▼10人も入ればいっぱいになるこじんまりとした
 >店で、年配の夫婦が営んでいる。常連客へのメッセージなのだろうか、夏の
 >甲子園時などは熱戦の様子が連日紹介される。(略) ▼今週は「世界的な
 >食糧価格の高騰は、貧しい人々に対する静かな大量殺人」と、どきりとする
 >ニュースを長く伝えている。これは国連の食糧への権利に関する特別報道官
 >ジャン・ツイグラー氏がオーストリアの新聞に語ったコメントである。(略)
 >「マネーゲームに興じる少数者」の欲望は止まるところを知らず、世界各地で
 >格差を拡大し、貧困層の命を奪いつつある。



 電気新聞「焦点」では、食糧価格高騰の原因として、気象災害や原油価格の高騰、中国の穀物需要の顕在化、ファンドの投機と合わせて、バイオエタノール生産を挙げておりました。


 で、このバイオエタノール。
 アメリカが国策として大幅な導入を目指すこととしたため、原料となるコーンの価格上昇とその作付面積拡大が引き起こされている訳であります。
 これに伴い、アメリカ国内の小麦や大豆の作付面積が相対的に減少しており、結果として小麦や大豆の価格がコーン以上に急上昇することとなっているのはご存知の通り。昨年からの大豆価格の上昇は、「異常」を通り越しています。

 バイオエタノール生産も結構ですが、その原料は人間の口に入るものとは別のものにすべき。コーンやサトウキビなどの人間の口に入るものを削ってまで、車を走らせる燃料を作るなど、正気の沙汰とは思えません。
 さらに、バイオエタノールの原料となる作物を栽培するために熱帯雨林を伐採するに至っては、本末転倒。また、製造法によっては逆に最終的に放出されるCO2が増加することになる、との試算もあるとか。


 望ましいのは「人の食べない部分」、つまり農業廃棄物のセルロース等からのエタノール精製ですが、そのプロセスが産業として成り立つには、まだ年数がかかる模様。

 それまで我々に出来ることは、「なるべく車に乗らない」とかしかないのでしょうかね。




 なお、このお好み焼き屋のホワイトボード、先ほど仕事帰りに見たところ、本日の記事は「輸入大豆の入手困難」に関するものでありました。(実はこのお好み焼き屋、うちの町内。)






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最終更新日  2008年05月13日 01時57分21秒
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