チラシの裏の幻視録

こんばんは。

　予想通りと申しますか、当り前と申しますか。

　調査捕鯨船の船員が自宅へ送った鯨肉。
　これを運送会社の支店から盗み出して英雄を気取った「自己満足的正義感」の泥棒二人組が逮捕されました。

　彼らは逮捕前にマスコミ（読売新聞）の取材に対し、「クジラ肉は不正を告発するために証拠として確保したもので、窃盗にはあたらない」との主張をしていたとの事。
　「俺の個人的見解ではあいつは極悪人だから、あいつのものを盗むのは正義だ。」と主張をしていることになります。

　これは、「電車の中で携帯電話をかけているやつは極悪人だから、殴って携帯電話を奪い取るのは正義」とか「歩きタバコをするやつは極悪人だから、家に忍び込んでタバコを全部盗むのは正義」と言っているやうなものです。

　「正義」の定義は個人個人で異なるものでありますが、普通の感覚を持った人から見ると、携帯電話使用者や喫煙者よりも、暴行や窃盗の方がよほど「悪人度」が高いと言えるのではないでしょうか。



　ちなみに窃盗の被害にあった調査捕鯨船の皆様、泥棒二人（ボヤ○キーとト○ズラ）の所属する団体（ドロ○ボー）に告発されたそうですが、１２人全員が不起訴となる模様です。

　ドロ○ボー一味はフィンランドで建設中の原子力発電所に数回にわたり侵入して工事の邪魔をしたりもしているやうで、全くもって困ったものであります。