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チラシの裏の幻視録

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2008年08月23日
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カテゴリ:最近の報道
こんばんは。

 昨日の読売新聞夕刊記事であります。

>レタス放射線殺菌 解禁へ 米当局
> 【ワシントン=増満浩志】米食品医薬品局(FDA)が、
>ホウレンソウと一部のレタスに放射線照射による殺菌を認め
>ると、米メディアが21日、一斉に報じた。米国では、肉と香
>辛料への照射が認められており、生鮮野菜にも解禁するよう
>業界が要望していた。AP通信によると、FDAは規制の変
>更を22日に発表し、即、適用する予定。他の野菜についても
>検討中という。


 この記事にあるように、米国では肉と香辛料への放射線照射が以前から認められているのであります。

 冷凍肉への照射は抵抗力のない者への食事に有効であることから、医療施設において使われております。照射により匂いが変わるとの問題点もありますが、これはある程度克服可能とのことです。
 また、香辛料については、特に熱帯地方に産出するものが多いこともあり、衛生面での問題解消のために用いられているものです。カビなどの菌類の殲滅には薬品や加熱を用いることも可能ですが、薬品が残る危険性や加熱により香辛料本来の香りが失われてしまうリスクが発生します。
 しかし、放射線を用いた場合にはこれらの問題は発生せず、逆に香りが良くなるとの実験結果も報告されています。


 他の国々においても肉や香辛料への照射は広く行われており、照射マークのついた食品が普通にスーパーなどで売られ、普通に食卓に上っているケースもあるようです。


 しかし、我国では北海道の士幌農協がジャガイモへの照射を行っている他は、食品照射は一切行われていません。
 香辛料については衛生面からも照射のメリットが非常に高いことから、業界は照射の認可を求めてきました。しかし、消費者団体やNPOなどの反対も強く、未だに実施できずにいます。

 このような放射線照射に反対する団体の一つに「生協」があります。

 そう、農薬入り中国餃子を国内で販売してしまった、あの「生協」です。(ちなみに、我家も残念なことに生協のお世話になっており、「天洋食品」製の冷凍食品を食べていました。我家では餃子は手作りなので問題はありませんでしたが、冷や汗ものでした。)

 実は、香辛料への放射線照射が最も盛んな国の一つが、この中国なのです。
 そしていかにも中国らしいことに、照射の全体像は把握されていません。
 中国国内では放射線量管理どころか、放射線照射されたのか否か分らない香辛料が売られているそうなのです。
 農薬混入管理さえ出来なかった生協が、中国国内で普通に行われている放射線照射済香辛料のチェックを完璧に行っているのでしょうか?

 生協は食品への放射線照射に反対しながら、自ら照射済香辛料のたっぷり入った中国製の食品を売っている可能性もあるのではないか?・・・などと考えてしまいます。


 さて、以前参加したある放射線教育に関する会議において、北海道の士幌農協の方からジャガイモに関する非常に面白い話を聞きました。

 放射線照射を行ったジャガイモは長期保管が可能となるのですが、菓子等の加工食品を製造しているメーカーでは、照射済ジャガイモは一切使用していません。
 ジャガイモの収穫できない時期にも製品を安定して供給するため、これらのメーカーでは従来どおりイモをコンテナに詰め込んで低温で保管しています。
 しかし、長期にわたる保管の間には、どうしても発芽してしまいます。
 どんどん伸びた芽が互いに絡まってしまい、最終的にはコンテナを横に倒しても中からジャガイモが出てこないような状態になることもあるそうです。

 菓子メーカーではこれらの伸びた芽を全て切り取った上で加工が行われているとの事ですが、我々消費者は芽が出たジャガイモを知らず知らずのうちに食べていることになりますね。



食品照射について詳しく知りたい方はこちら。

一般向け。
 「食品照射のなるほど!安心ガイド」


もっと知りたい方向け。
 「食品照射Q&Aハンドブック」


こんなのも。
 「不必要な「進歩」にブレーキを カレーが危ない スパイス94品に放射線照射を要請」に関する質問状

 婦人之友編集部への再発信文書

>「…士幌農協は在庫を抱えることになり、日本学校給食会を
>通じて全国の学校給食で食べさせたのです。」
>〈コメント〉
>士幌農協では、必要量に応じて照射しており在庫を抱えると
>いうことはなく、日本学校給食会に圧力を加えることはあり
>得ないときいておりますが、士幌農協から日本学校給食会へ
>働きかけたことを示す資料をお示し下さい。


 士幌農協の方によると、一部のスーパーとの取引中止はあったそうですが、「照射ジャガイモはまずまず好評を頂いている」とのことでした。
 婦人之友や里見氏からのまともは反論もないことから、「在庫を抱えた」は多分「嘘」なのでありましょう。(数ヶ月前に本屋で見かけた雑誌には、里見氏がまた「食品照射は危険」とする記事を寄せておりましたが・・・その前にまず回答して欲しいです。)

 国外では食品照射は香辛料を中心に結構な規模で行われているわけで、国外で加工・製造された食品にはこれらが含まれている可能性があります。照射済食品を食べるのが嫌なのであれば、この辺りにも気をつける必要があるでしょうね。(レストランで「この料理に使われている香辛料は照射されていませんよね?」と尋ねるとか。(笑))





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最終更新日  2008年08月24日 00時28分17秒
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