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こんにちは。
今日は暑いですね・・・。只今の室温、32度。 しかし、職場で「私は、省エネのため、昨年に引き続き今年もエアコンは使いません」宣言をしてしまったので、扇風機のみであります。 ま、元々、一人しかいない部屋でエアコン使う気にはなれないですしね。(自分の家で発電している電気ではありますが。) さて、いつも読んでいるエネルギー情報誌「エネルギーフォーラム」に興味深い記事が。 タイトルは、 「玄海原発MOX燃料搬入に見る反対運動の『黄昏』」 (ジャーナリスト 妙見聡次氏)。 九州電力さんの玄海発電所へのMOX燃料搬入を巡る複数の反対運動と、それに対する地元の一般の方々の反応を取材したものであります。 妙見氏によると、 「九州は昔から反原発活動の震源地であり、現在もMOX燃料に関して様々な原子力反対団体が活発に運動を繰り広げている。しかし、その主張があまりにも非科学的であるため、逆に市民の不信感を招いている」 ・・・とのことであります。 以下、記事より。(緑色部分) > しかし、活動家たちの熱意とは裏腹に、彼らに対する一般の人々の反応 > は冷ややかだ。どの反対集会でも、似たような顔ぶれが並ぶ。彼らの今の > 活動は、一般の市民を巻き込むことはほとんどない。 > また、彼らの主張も、次第に市民の感覚からずれたものとなっている。 (略) > 彼らはプルサーマル導入を阻止したいがために、危険性を過度に強調す > ることがある。けれども、その内容が、非科学的で現実離れしていること > が分かれば、それを伝えた主体に対する不信感が生まれる。 (略) > かつての九州は、反原発運動の震源地であったと書いたが、今は反原発 > 運動の消沈の先駆けの地でもあるようだ。 私が直接九州へ行って確認したわけではないため、この記事に対する論評は控えますが、以前、ある立地地域の各家庭に配られた社民系反原発団体の「MOX反対」チラシを目にし、その内容が間違いや大げさな表現だらけで驚かされたことがあります。 いや、あれは酷かった・・・ 昔の反原発運動は電力会社や国側が暴走しないやうに歯止めを利かせる役割を果たしておりました。結果として、原子力の情報公開、ときには安全性向上に役立ってきた面もあります。(この辺は反対派の方が自負しても良い点だと思います。) しかしながら、今はその役割をNISAやJNES等の規制機関、WANOやJANTI等の業界団体に完全に譲ってしまった感があります。 また、今や、電力会社自身も原子力部門と独立した監査組織や、社外メンバーによる第三者協議会を持つのが当たり前になっています。 情報公開についても、今は電力各社のホームページや地元への広報誌、そしてNUCIAで結構な物量が公開されており、その気になれば誰でもこれらの情報にアクセスすることが出来ます。(問題は、逆に情報量が多すぎて、見た人が整理しきれないかも知れないこと・・・) 反原発は「市民の目線・市民の感覚」があったからこそ有意義だったのですが、これからどうなるのでしょうか。 ところで、NUCIAは私の知人が中心となり、電中研で頑張って作ったシステムで、電力会社でも情報共有や自社への水平展開の検討に使っているものであります。(そこまで情報が公開されている・・と言うことです。) 是非ご覧くださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月20日 16時39分24秒
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