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カテゴリ:最近の報道
こんにちは。
WiLLに「若者の新聞離れ」に関連した記事が掲載されていました。 「ある編集者のオデッセイ 文芸春秋とともに」(堤堯氏) より抜粋 ------------------ > 過日、某テレビ局の公開討論会に参加した。質疑応答になって、会場から >中年の男性が立ち上がり、質問の枕言葉にこんなことを言う。 > 「私は聖心女子大学で教鞭を取っています。四十一人の学生に『新聞を取 >っている人は』と問えば、たったの四人でした。『かつて日本はアメリカと >戦争したことがある、知っている人は』と問えば、約半分の二十一人が知ら >ないんです」 ------------------ (※後日、この話は産経新聞に掲載されている曾野綾子氏(←聖心女子大卒)によるエッセイにも取り上げられました。) 新聞を取っている学生がたったの一割・・・・恐らくインターネット等で済ましているのでありましょう。 確かにインターネットは情報量も多く、ユーザーの興味のある記事を検索するには適していますが、あらゆる情報を簡略化して整理するのは苦手なメディアではないでせうか? 対して、新聞はあらゆる分野の情報が、たったの20~30ページ程度の紙面に凝縮されています。 社によって記事の方向性に一定の傾向(偏向?)はあるにせよ、ある程度世界の動きを把握することができます。 中でも政治や経済の動きは生活にも直接関わる、新聞のキモとも言える部分。 新聞を読まない学生の中には、インターネットからバランスよく情報を収集している学生もいるかも知れませんが・・・大学生が新聞さえ読まないで大丈夫なのでしょうか?(就職試験で不利だったりしないの?) そして、新聞の購読率の低さ以上に驚いたのは、この講義に参加した学生のうち約半数が、過去に日米が戦争したことを知らなかったこと。 太平洋戦争は日本人として「常識」にも満たないレベルの基本的な知識だと思っていたのですが・・・ これはつまり、広島・長崎の原爆とか、東京大空襲とか、沖縄米軍基地問題とか、北方領土とか、北朝鮮問題の経緯とか、・・・これらを全て知らない、と言ふことですよね? 少なくとも新聞を読んでいればこれらの問題を知らないはずがありませんから、(この挙手による調査が事実を反映したものであるのならば、)やはり新聞を読まないことによる知識の偏りが生じているものと思われます。 これは聖心女子大のある一クラスだけを対象とした極めてローカルな調査の結果であるのだから、普通の平均的な大学生はここまで劣化してはいない、と信じたいところ。 (ここまで書いて何ですが、実は、大学生に挙手させた、との話自体の信憑性に少し疑問を抱いています。『かつて日本はアメリカと戦争したことがある、知っている人は』・・・なんて、普通、大学生に対してこんな馬鹿げた質問を出しますか? 小・中学校じゃあるまいし。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月13日 17時02分36秒
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