和室を足場板のフローリングに変えてきました!
こんにちは高畑です!2月の初めに岩国市にあるSさん邸を施工してきたのでレポートしたいと思います。この和室の部屋に【5-14K-H】を敷き詰めていきます!マンションの一室と言うこともあり防音対策をしっかりとやっていきます。そのあたりの作業には触れたことがなかったのでドキドキ…。職人さんに直々にポイントを教わりながら施工できるなんて中々ない機会なのでとても嬉しいですね。施工の完成度を上げるための色んな技があったのでそれも紹介していきますね~!まずは下準備として施工箇所の畳を全て剥がします。畳を剥がすことすら初めてでしたが置いてあるだけなので意外と簡単でした!この上に施工していくので一度きれいに掃除します!早速施工開始です!オトユカベースという遮音用の下地パネルを貼っていきます。表面に高さ12mmの凸の筋が入っていて、そこが根太(ビスを打ち込んでいく材料)になります!これの間隔がずれない向きで敷き詰めていきましょう。裏地は分厚いクッション材になっていて荷重をかけるとフカフカと少し沈みます。このクッション材のおかげで音や衝撃を和らげることが出来るんだなぁ…とまじまじ見てしまいました!あまり端のギリギリまでぴっちり下地パネルを置くと上を歩いた時に躯体と干渉して床鳴りするので少し隙間を空けましょう!下地なのである程度の隙間は全然問題なしです。さてここからはひと手間の部分。クッション材をカッターで地道に端の部分だけ切り取ります。壁際のパネルは沈み込むと気になるので、敷き詰めるときにクッション材と同じ厚み分の木材を差し込むことで沈み込まなくするそうです。全ての端部にこの作業をするのがベストですが、少なくとも使用頻度が高い出入口の部分はやっておいたほうが無難です!実際に私も踏み比べてみたのですが端の沈み込みが全く気にならなくなりました(^^)/こういった職人のひと手間も、当たり前のように快適に暮らしてると気付けない部分ですね。知れてよかった!パネルがずれないように角のあたりを何箇所かビスで固定します。貼り終わり側の端には根太がないので、同じ高さのベニヤ板を用意して取り付けてください。次は下地パネルの凹の部分に振動を抑える効果がある制震マットをはめ込んでいきます。材質的に摩擦に弱いみたいで丸ノコでゆっくり切ると焦げたにおいが漂ってきます。安全性には十分注意しつつササッと切ってしまいましょう!余談ですが、この制震マット、予想以上に重いんです。店長が重そうに運んでるのを見た時パントマイムかと思ってしまうくらいには見た目に反した重量があります。油断して腰を壊さないように気を付けてください!ここまでの作業でお部屋はこんな感じに。下地作業の仕上げです。この上に4mmのベニヤ板を敷き詰めていきます!WOODPROの足場板は無垢素材で施工後も膨張収縮を繰り返します。下地パネルの上に直接施工をしてもいいのですが、一旦フラットな木下地にすることで接着剤を使用した施工ができ、よりしっかりと床材を固定できるんです!ベニヤの継ぎ目は根太の上になるようにして、これも何箇所かビスで固定します。しかし、ベニヤ板を貼ることで根太の位置が分からなくなってしまいました…!これでは床材を固定する時にどこにビスを打っていいのかわからないので根太の位置にラインを入れました。これも次の作業を楽にするためのひと手間ですね!床張りをする直前の様子はこんな感じ。それではいよいよ【5-14K-H】を施工!根太と交差する向きで貼り進めていきます。今回は継ぎ目の位置が根太の上になるように定尺張りに。四角い部屋に定尺張りなら同じサイズで切ってバンバン貼っていけるって思っちゃいますが、実は一見真四角に見えても微妙に歪んでいるお部屋って結構あるんです。時間はかかりますが一列ごとに長さを測ってカットするとよりきれいに仕上がりますよ。施工の流れは前回のレポートを要チェック!※こちらは乱尺張りですがそれ以外はほぼ同じ手順で施工しています。ビスはさきほど引いたラインの位置に打ち込めば間違いなく根太に入ります。無垢材ゆえに反りや隣接する板との相性が悪い事もあるので接着剤をつける前に仮で設置してみてください(^O^)うまく嵌らないようだったら写真のように端材を間に挟んで叩くと床材本体に傷が入らずgood!最後の一列は隣の列の凸に凹を嵌めるほど空間に余裕がないため、写真のように凹の下側を切り落としてしまいます。加工は丸ノコで一発切り。丸ノコって便利だ…すると隙間にスポッと入り込みます。実部分での固定が出来ないため最後の一列に関しては表面からビスを打ち込んじゃいます。細いビスなのと元々傷やへこみのある素材なのでビス跡もさほど目立ちません。最後の一列のビフォーアフターはこんな感じということで完成!【before】【after】どうでしょう?所々に入っているサビ跡がいい感じにアジがあって私好みです(*^^)v数日後、Sさんからお写真を貰ったので紹介!元々和室だったとは思えないですよね。リビングのアクセントカラーの壁面とも相性抜群です!皆さんも是非DIYしてみてくださいね!ではでは~