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カテゴリ:試作、試験関係
こんにちは、足場スタッフ澄川です。
前回に引き続きBRIWAX発色試験の結果を報告したいと思います。 新品タイプの発色試験の結果、材の表面が粗いほどWAXが馴染みやすいようでしたので、そちらの方も検証してみたいと思います。 WOODPRO杉足場板専門店 [T-5]杉足場板(古材)/厚5mm なめらか仕上げ 無塗装 Rustic Pine(ラスティック パイン) Clear(クリア) Jacobean(ジャコビーン) 古材を素材として厚み、表面の加工を施した商品となりますので、通常の足場板古材と比較した場合、表面がかなりなめらかになっています。 WAXの馴染み具合はほぼ均一ですが、やはり新品タイプではないので、WAXの馴染み具合にムラがあり、それが逆にいい風合いを醸し出す結果となりました。 ※内装用の素材としてお使いいただけますが、着色系のWAXをご利用の場合、しっかりふき取らないと色移りの原因となりますご注意ください。 WOODPRO杉足場板専門店 [5]杉足場板(古材) 幅210~200mm 無塗装 Rustic Pine(ラスティック パイン) Clear(クリア) Jacobean(ジャコビーン) WOODPRO杉足場板専門店で取り扱っている商品の中でもっとも使い古された(味わい深い)商品となります。 現場にて長く使われた板なので、錆跡などが顕著にみられます。 また角が丸みを帯びていたり、現場でついた表面のキズ等もあります。 表面に木目出しを目的とした特殊なサンディングを施してあるため際立って塗りにくいということは無いのですが、表面のキズ等にWAXが入り込むためふき取りの手間はかかります。 WOODPRO杉足場板専門店 [4]杉足場板(古材)/幅240mm 無塗装 Rustic Pine(ラスティック パイン) Clear(クリア) Jacobean(ジャコビーン) 幅が240mmあるということもあり、什器等の材料としてご利用いただくことが多い商品です。(人気商品につき在庫確認商品となっております。2010.2.10現在) [5]杉足場板(古材)幅210~200mm と同じく現場にて使用された古材タイプとなりますが、[5]杉足場板(古材)と比較すると多少若い感じで比較的表情の大人しい板が多いですが、橋梁の補修工事等で使われた板も多く、ペンキの付着等も多い商品となっています。 表面の整った板が多いため塗りやすさ的には DIYフリー板(国産杉)>[4]杉足場板(古材)>[5]杉足場板(古材) といった感じでしょうか。 WOODPRO杉足場板専門店 [4]杉足場板(古材)/幅240mm 【荒】 注:規格商品ではありません 無塗装 Rustic Pine(ラスティック パイン) Clear(クリア) Jacobean(ジャコビーン) 比較試験用に[4]杉足場板(古材)/幅240mmの中でも表面の荒い板を探し出してきました。 ※表面の整った板が多い中で探し出すのは大変でした。 先にご案内した[4]杉足場板(古材)/幅240mmのレギュラー品と比較すれば一目瞭然ですが、表面が荒い分WAXが馴染みすぎ、と思うくらい馴染んでいます。 塗装のしやすさは説明するまでも無いと思いますが、表面が荒いのでWAXの伸びが悪く、ふき取りも大変でしたが、濃淡のはっきりした味わい深い仕上がりするのであれば表面が多少荒いくらいのほうがいいですね。 ~ 総評 ~ 表面が荒いほどWAXがその傷口に多く入り込むため色濃く仕上がる傾向にあるようです。 今回は同一素材(樹種:杉)にて試験しましたがハードウッドに分類されるような素材に塗装した場合表面が硬くなめらかな分WAXの馴染み具合は悪くなるのではないかと予想します。 板によって表情が違うため、発色も異なってくるのですが今回の発色試験の結果がお客様が塗装をされる際の参考になれば幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.10 18:27:25
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