いつも皆さんが使っている水道管についてですが、
利用者が支払う水道料金が関連する設備維持
の資金源となっているため、全国的に人口が
減少する中でコスト管理が課題となっていま
す。神奈川や茨城では、費用削減を目指して
市町村の広域連携が進展している一方で、
栃木では、水道管の劣化予測に人工知能(AI)
を活用したりするなど、耐震性向上に向けた
新しい取り組みも進行しています。
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/576813b07feb36613f7a60ff9bcf27b72c7d893e.26.9.9.3.jpeg)
そのような中で、日経新聞によると、宮城県の
11市町と、福島県相馬市などに給水する相馬地方
広域水道企業団は、共同で人工衛星を使った水道
管の漏水調査事業に取り組む基本合意を締結する
と発表した。衛星を使った検査手法は全国で広
がっているが、県域を越える10以上の自治体が
共同で取り組むのは初めてだと言われています。
白石市や気仙沼市などが宮城県からは参加し、
県境を越えては相馬地方広域水道企業団も加わる。
この取り組みの事務局は宮城県庁が担うこととなっ
ています。
調べ方としては、衛星から地上に送った電磁波
の反射で漏水の可能性がある箇所を調べる方法で
あるが、従来は自治体ごとに調査員が、地下に水
道管がある道路に聴診器のような器具をあてて音
の違いで漏水がないか調べていた。
夏に実際に企業に調査してもらい、秋には実際
に指摘された箇所が漏水していたかを調べる。
その結果を見ながら、2025年度以降の事業継続も
視野に入れる、とのことです。