蟲師 続章 特別番組
「蟲(むしがたり)語」
★
各話あらすじ記事へのリンクは一番下にあります。
☆蟲師続章、第6話の後に特別番組が放送されました。6話までをふり返る、製作と出演者の対談番組のようなものでした。
☆出演は、監督の長濱博史さん、ギンコ役の中野裕斗さん、淡幽役の(まだ続章では出番がないですが)小林愛さん、音響監督の、たなかかずやさん、録音調整の名倉靖さん、設定製作の(突然引きずり出されたらしい)岡本千尋さん。
☆監督が進行をつとめ、ギンコ役の中野さんがあらすじを読み上げて、各話のエピソードなどを語っていました。あらすじは、公式ページのあらすじと同じもののようです。その部分と興味深い話をピックアップしておきます。
第1話 「野末の宴」
地中深く流れる光──生命の素たる"光酒"。
それが世の生命達に与える影響を知らずに扱った男がいた。
他意なき故の危うさが何かを引き起こす前に、蟲師が追う。
★第1期が放送されたのは9年ほど前。1期、続章の2期、いずれも第1話は「光酒(こうき)」の話。原作の並びをかえて表裏になるように構成されているとのこと。
第2話 「囀る貝」
貝殻に耳をあて、聞こえてきたのは──鳥の声。
幾年も前の悲劇が癒えぬままの漁村で妖しき"蟲"が凶兆を示す。
異形のモノが告げる異変、ヒトにとってそれは──。
★中野さんテイク3。毎週こんなことやっているらしいw 最後の鳥(蟲)が羽ばたく場面、生音から収録して製作するこだわり。
第3話 「雪の下」
その男の頭上には、常に雪が舞っている。
凍える事も無く平然とする男を支配するものは、
決して拭い去れない記憶──妹と共にした冬の想い出。
★泣ける話。音を吸収する雪の表現の難しさ。作画、蟲は全部手書き。着水して水中に降る雪、頬にあたってとける雪など大変な作業。
第4話 「夜を撫でる手」
夜の山中、道具ひとつ使わずに狩りをする者があった。
己の意のままに生命を摘み取り弄ぶ"それ"は──
"ヒト"と"蟲"の境に在る、脆弱なる"モノ"。
★こだわったのは夜の山の音。何か見られている感じを出したかった。
第5話 「鏡が淵」
覗き込んだ水面に映ったのは誰、或いは何──。
虚と実が溶け合う時、己で在り続ける術を悟り得るのは、
この世に生を刻む己のみ。
★エピローグでのギンコの表情。人間に対する愛と蟲に対する愛が出ている。中間にいる感じ。
第6話 「花惑い」
枝先に溢れる無数の彩りは、ヒトを魅了する春の美景。
それを欲して止まぬ者は、いつしか禁忌に歩み寄る。
儚き花──咲き誇るは誰が為に。
★怖い話。桜の花びら、燃える火も手書き。木霊が桜の花のように見えるシーンは必見。
★佐保の最後の声は、首をすげ替えられた過去の人たちの声を混ぜてみた。
「いやだ~」の場面、6人分の声が入っているとのこと
(これはすごいですね。気づかなかったです。ますます怖くなったけど、もう一度みないとですね)
☆☆蟲師続章の放送に合わせて、9年前の蟲師のあらすじも載せております。9月末で全話終了予定です。対になっているので、こちらも合わせてご覧いただけたらと思います。
★蟲師続章1~6話は→
蟲師 続章 あらすじまとめ
★蟲師1~26話は→
蟲師 あらすじまとめ