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テーマ:アニメあれこれ(27179)
カテゴリ:★アニメ・本・映画
『蟲(むし)』見慣れた動植物とは違う、時にヒトに妖しき影響を及ぼすもの。蟲師(むしし)は、それらを調査し在るべき様を示す。ヒトと蟲の世を繋ぐ者、蟲師ギンコの旅の物語。☆2014/8/20放送。記事は2本になります。後半はこちら→ 棘のみち後編 ★前のお話は→ 蟲師 続章 あらすじまとめ ★蟲師1~26話 特別篇は→ 蟲師 あらすじまとめ 蟲師 続章 特別編 「棘(おどろ)のみち」 前編少年(クマド)はこれからお前が棲む処だと小さな小屋に連れて来られた。見えるようになるまではここを出ることはできない。爺さまは言った。恨みたければ血を恨め。闇を呪え。蟲を憎め。 とある山中で見つかった蟲の異常を調べに行くギンコ。途中で薬屋に聞くと、そこは薬袋(みない)一族の領分で他の蟲師が出る幕じゃないと言われたが、淡幽(狩房淡幽)に依頼されたギンコは離れ里へと行く。麓の村の人は土地がやせているし、今では誰も住んでいないのではと言っていたがそこは妙なことになっていた。そして調査に来た薬袋家当主クマドがいた。 そこは一度死んだ植物がまた生命活動を始めていた。初めて見る現象だった。クマドはここは薬袋の者で取り仕切るから介入するなと言うがギンコは、いくら最古の蟲師一派といえど事象を独占する権はないと思うがねと言った。 狩房家のたまにギンコのことを聞いたことがあるクマドは、蟲にことさら情をかけているようだが、半可者は迷惑だ、立ち去れと言った。ギンコは一種の蟲にしか興味がない半可者はそっちだろうと言った。 クマドの調査に立ち会えと淡幽からお達しがあったとギンコが書簡を見せると、淡幽殿の道楽にも呆れる。自分の立場がわかっているのか、気楽なもんだとクマドは言った。 爺さまがクマドのところに来て狩房家に四代目の筆記者がお生まれになったそうなと言った(淡幽のこと) 我々が代々お仕えしてきた一族の末裔。昔、大天災の折に異質な蟲が現れた。それは生物も蟲も朽ち果てようとしている最中に力を持ち他の全ての生命を消そうとした「禁種の蟲」だった。 それを食い止めたのは薬袋の蟲師だった。しかしそれは、ヒトの身に封じ込めるというもので、それを引き受けたのが狩房家の先祖。それは脈々と狩房の血筋の中に生き続け今なお体の自由を奪っている。我々は一刻も早くその蟲を完全に絶やす術を見つけなければならないとクマドは言われた。 父もその父も生涯かけて探ってきたが姿形もまだ知れない蟲。継がなければいけないと言われたがクマドは蟲を見ることもできなかった。だがここにいれば今に嫌でも見えるようになると言われた。ここはただの洞ではない。「棘(おどろ)の道」といって地から湧き出る蟲の通り道。蟲の世と我々の世とのつなぎ目だと。そして道の奥に行くと戻れなくなるから行ってはだめだと言われた。 クマドの調査に付いて行くギンコ。蟲の数が増えてきた。見たことない蟲もたくさんいる。そして棘の道が現れた。何だって光脈筋でもないところに。どうする気だとギンコが聞くと中に入って調べると言った。 怖じ気づいたのかと言われ、好き好んで入るやつがいるかよとギンコが言うとクマドは、俺にしてみりゃ懐かしい故郷みたいなもんだと言った。へえ、そりゃ、お気の毒にとギンコは言った。 庵で暮らしていたクマドは闇がゆらいでいるのを感じた。なにかがずっとこっちを見ている。蟲が見えるようになったのかと思ったが、それは闇への恐怖が作り出した幻で五識はまだ開かれていないと言われた。だがもうじきだと言われた。お前を律するものが消えてなくなると。 律するものとはたましいのようなもの。それがなくなっても代わりのモノを入れてあげるから生きていけると言われた。やがて幻は消え夢の中まで闇で塗りつぶされた。(たましいが抜けたクマドにすまんと涙する爺さま。光酒を火にかけると蟲のような煙が出てクマドに吸い込まれていった)甘いような苦いような匂いがして気が付くと目の前に広がっていた。棘の道の...世界の、本当の姿... 嫌なら付いて来なくていいぞとクマド。いちいち癇に触るとギンコは思った。淡幽が、気が合わんかもしれないが、お前しか頼れる者がいないから頼まれてくれんかと言っていた。 ここに封じられている蟲のために、ひどく辛い思いをしたせいかと思うが、薬袋の蟲師には時に何かが欠落してしまっている者がいる。嫌な予感がするから無茶をせぬよう手助けしてやってくれんかとギンコは淡幽に言われた。 しょうがねぇなあ。ギンコもクマドに続いて棘の道に入っていった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.08.22 04:28:30
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