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新宿の路地裏で、午前0時から朝7時頃まで営業しているめしや「深夜食堂」
店をひとりで切り盛りするマスター(小林薫)と客の交流を描くドラマ。第三部。 ☆前のお話は→ 第1話~第6話 あらすじまとめ ☆2011年に放送された第二部はこちら→ 「深夜食堂2 全話あらすじ」 ☆2009年に放送された第一部から→ 第5話「バターライス」 深夜食堂3 第7話 (第27話) しじみ汁土曜の朝、平賀良男(ベンガル)と妻のみずえ(永島暎子)が散歩の途中に朝飯を食べていくようになって、もうひと月くらいになる。ここで朝食をとるようになってから体の調子がいいと平賀。マスターはうちの朝飯は特別じゃないから散歩のおかげだろうと言った。 しじみ汁がいいのかもねとみずえ、ふたりは仲の良い夫婦で憧れると常連客も話していた。ある日、夜中に平賀がひとりで店に来た。めずらしいねと言うと妻のみずえは孫が生まれるので広島の実家に帰っていると言った。だが僕の孫じゃないんですよと平賀。妻はバツ2で前の夫の子である娘が出産するのだと話した。 平賀は昨年の夏、地元の同窓会でみずえに40年ぶりに会って結婚した。平賀は初婚だが、みずえにとっては3人目の夫だった。広島に戻った妻から娘の体調がいまいちなのでまだ帰れないと電話があった。こちらは大丈夫だからと平賀は言った。 今夜も店にやってきた平賀は冷奴としじみ汁を注文する。これだけでいいのかいとマスターが聞くと、実は今、同僚と晩ごはんを食べてきたと言った。でもどうも家に帰る気がしなくてと平賀。何か飲むかと聞くと、飲むとしつこいからやめておきますと言った。 店に平賀がテレビで見たことがある女性が来ていてひとりで飲んでいた。囲碁の記録係の勅使河原真梨子(作間ゆい)だった。平賀が声をかけると気づかれたのは初めて、でも棋士として気づいてほしかったなと言った。プロ棋士を目指していて記録係はバイトなのだと言った。囲碁がお好きなんですかと聞かれて平賀は全然と答えた。さっぱりわからなくて、見ているとよく眠れると話して笑った。 後日、出張に来ている同窓生を連れて来た平賀は、彼は愛のキューピットだと紹介した。強引に誘われて中学の同窓会に出たらみずえと再会できたと。広島ではみずえが帰ってきているので、みんなが先日あつまったらしい。その時の写真を見せてもらうとみずえは男性に囲まれて写っていた。隣には昔うわさになっていた晃一がいた。 みずえさんはモテたんですかと常連客が聞くと、派手な子でまさか平賀とくっ付くとは思っていなかったと友人は言った。もうじき帰ってくるはずのみずえだったが今度は息子がバイクで事故をおこしたから帰れないと言ってきた。平賀は店でも元気がなかった。 しじみ汁を注文した平賀は、息子がバイクで転んで鎖骨を折って入院というのも本当だかどうだかと言った。妻は結婚がきっかけで東京に出て来たが、向こうのほうが居心地がいいから適当にウソをついているのではないかと。みずえは昔からませていて色気があって憧れていた。過去もいろいろあったと聞いたが過ぎたことはどうでもいいと思ったはずなのだが。 平賀がみずえに電話すると事故のことで相談にのってもらっているから晃一とふたりで食事中だと言った。車屋さんだから保険の手続きとか詳しいしというみずえに平賀は助けてくれる男がたくさんいていいねと言い、好きならもう戻って来なくてもいいんだよと言った。何それとあきれるみずえに、そっちには息子も孫も友だちも、昔の男もいるんだろうと言った。 言いたいことがあるなら、はっきり言えと怒るみずえ。平賀はメールくらい毎日くれと言って電話を切った。みずえは晃一に、良男とけんかしたかと聞かれ、主人は優しすぎるから、根がいじけるときがあると言った。昔から男を見る目がないと晃一。みずえは、その中にあんたも入っているでしょうと言った。 酒をおかわりして3本までと断られる平賀。そこに真梨子がやって来た。平賀は囲碁の入門書を買って勉強を始めたと真梨子に見せた。 酔っぱらったみずえは晃一に、まさか良男と所帯を持つとはなと言われ、今度こそ賢い選択をしたと思っていたんだけどと言った。よろけて晃一に抱きかかえられ、昔みたいに愚かな選択をしてみるかと言われたが、こういうことは卒業したからと言った。晃一も冗談だと言った。 こちら酔っぱらった平賀は、真梨子をホテルに連れて来た。本気なんですかと聞かれ、いまさら何を言うんだというと、名前も知らないくせにと言われた。真梨子さんだろと言うと本当の名前だという証拠はどこにあるのと言われた。名前なんか必要ないだろうと言うとかけひきとか嫌いなんでと真梨子。考慮時間は1分と言われた。テレビと同じようにカウントを始める真梨子。25秒で押し倒した。 翌朝、平賀が店に行くと、いつぞやケンカしていた常連客のカップルがいた。これから彼女の両親に会いにいくのだと言う。いろいろあったがこいつしかいないと気づいたと言って出て行った。平賀は俺は愚かだと言った。過ちを犯してしまった。みずえに会わす顔がないと言うとマスターは、みずえさんに会ってきたらどうだいと言った。しじみも、ちゃんと砂抜きしなきゃ、美味しいしじみ汁はできないんだよ。 平賀がみずえを連れて戻ってきた。マスターはしじみ汁の食事を用意していた。平賀はみずえに謝らなくてはならないと言った。電話でケンカした夜に、と言うと、私が謝らなきゃいけないとみずえは言った。あの夜、反省したとみずえ。あなたに余計な誤解を与えたりやきもち焼かせて悪かった。もう少しあなたに気を使うべきだった。 チャンスをくれないかと平賀は言った。時間が必要かもしれないけど俺の気持ちを証明させてほしい。頑張るからそばにいてくれと言うと、みずえは、さめるからいただこうよと言った。しじみ汁を一口のんで美味しいと笑った。 ★これ、最近原作を読んだところで、ちょっとじれったい感じだっけど、平賀さん夫婦、いい味だしてましたね。しじみの砂抜きとは、ちょっと結びつきにくい気がするけどw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.12.11 21:49:16
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