監督: ルドルフ・マテ
出演: リチャード・イーガン, ラルフ・リチャードソン, ダイアン・ベイカー
ペルシャ戦争の英雄スパルタ王レオニダスがテルモピュライの戦いで繰り広げた壮絶な戦い
を描いた史劇大作。
この頃、歴史大作がかなり作られ、それらと比べると少々見劣りがしてしまうようです。
映画「300」とはまた違った印象を受けます。
この時代、CGの技術がなくすべて本物の映像、そしてエキストラの数、本物の映像だけしか
持てない迫力感が魅力です。
そして、最後に映しだされた映像。
「本作品の制作にご協力いただいたギリシャの両陛下 政府と軍隊その他の組織や人々に感謝
します」
これを見た時、なぜかホンワカな気持ちになってしまいました。
昔の映画は、見た後心温まるものが多い気がします。
1961年 アメリカ制作
<ストーリー>
紀元前5世紀、クセルクセス1世率いるアケメネス朝ペルシャの大軍がギリシャへ侵攻した。
独立した都市国家が乱立していたギリシャ側はアテナイの執政官テミストクレスの呼びかけで
連合軍を結成。
スパルタ王レオニダスはギリシャを守るためアテナイとの連合を約束するが、スパルタの評議
会は、祭が終わるまで出征を待つよう決議する。
レオニダスは仕方なく親衛隊300人のみを連れて出撃。
レオニダスはテルモピュライで2万を越すペルシャ軍を相手に勇猛果敢に戦い、ペルシャ王ク
セルクセス1世が一旦は退却を決意するまで追い詰める。
が、ギリシャ側の裏切り者の密告でペルシャ軍はレオニダスの背後を突くことに成功。
アテナイとの約束を重んじるレオニダスは退却せず、スパルタ軍は完全に包囲されてしま
う……。