337148 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【お気に入りブログ登録】 【ログイン】

こちらは 映画や小説などの感想文(レビュー)です。

全3件 (3件中 1-3件目)

1

物語り

2009.12.31
XML
カテゴリ:物語り

昔々あるところに、右手と左手が居ました。

ある時、彼ら二人の前に 三つのおわんが置かれました。

そこには 42度の熱い湯と、ぬるま湯と、冷水が注がれていました。

右手は はじめに熱い湯に手を入れました。

左手は はじめに冷水にてを入れました。

その直後、真ん中にあった ぬるま湯に二人は手を入れました。

右手はそれを「冷たい」と言い、左手はそれを「温かい」と言いました。

二人の意見は全く違っていたのです。


この話を読んでいる私たちは「客観的に」状況を見ているので二人の正当性が分ります。
でも 当事者に置かれた時、あなたは相手の意見を理解出来るでしょうか。
自分の判断に絶対の自信がある時に、
相手の反する意見を尊重出来るでしょうか。



新年、おめでとうございます。
今年も あなたの ご健康とご健勝を応援させてください。


博学研究家 横尾けいすけ Yokoo Keisuke
mail to cayman450s@yahoo.co.jp







最終更新日  2010.01.01 08:45:43
コメント(2) | コメントを書く
2009.11.21
カテゴリ:物語り

芋畑と猫

Canon PowerShot S90


君は 犬と比べて自由だから、いつも遭遇しちゃうよね。

朝はカラスより先に生ゴミをイタズラしたり、夜は酔った僕に冷やかな目つきで牽制したり。

一度も仲良く出来ないけれど、君は僕を嫌わなかったね。 僕が近づくとわざとらしく隠れたりしたね。


今日は芋畑で出合ったね。君は気付いていないようだけれど、土の中のお芋は今週が食べ頃なのだよ。


君を見ていると、10年前、20年前に出会った猫との違いが分らなくなる。

あの時の猫が転生して、ずーっと僕を見ているような気もする。


「相変わらず、ひよっこだな。」


君の言うとおりだよ。



博学研究家 横尾けいすけ Yokoo Keisuke
mail to cayman450s@yahoo.co.jp






最終更新日  2009.11.21 22:55:45
コメント(2) | コメントを書く
2009.01.05
カテゴリ:物語り

インドの南方にある大きな島国スリランカでは、象が活躍しています。
トラックが入れないようなジャングルでも象は難なく通ることが出来ます。
材木や果実を運んだり、観光客の相手をしたり、大活躍です。

ハリーと呼ばれるオス象も働き者でした。
ハリーは生まれてすぐに親象から引き離され、象使いにより育てられました。
幼い頃から象使いから餌を十分に与えられ大きくなり、そして立派に働く大人の象となりました。

一方、アフリカの平原には、ハリーと同い年のボンボが居ました。
ボンボは野生の象です。幼いころから人間と係わり合いがないから、生きる術は周りの大人の象から教わった。
食べ物や水が無い時は、どうすべきか、何処に行くべきかを教わった。

不幸はふたりの象に、たまたま同時に起きた。
ハリーのオーナーは破産してしまい、ハリーを維持出来なくなってしまったのだ。
そして、ボンボの暮らすアフリカでは、その年雨が異常に少なく、食べ物の草が少なくなりすぎてしまったのだ。

ハリーは象使いに食べ物をせがんだ。
はじめは鼻を持ち上げたりするジェスチャー。それでもくれないので2本足立ちの芸。
「食べ物をくださいよー」そう言い続けた。

ボンボは生きるために考えた。
「こんな時、どうする?」
答えは分かっていた。何百キロの彼方まで旅に出ることだ。
飲まず食わず旅は過酷だ。その巨体を支えきれず死んでいく仲間も見たことがある。
今回も、今向かっている方向が正しいという保証がない。
それでも“黙って進むしかないのだ。”

いくら頼んでも食べ物が与えられないので、ハリーはついにキレタ。
大声で吠え、象使いを睨みつけた。
象使いは「食べ物は・・・無いのだよ」となだめたが、
ハリーの怒りは納まらなかった。
近寄ってきた象使いを壁に押し付けてしまったのだ。
象が本気になったら人間なんてイチコロだ。
幼い頃から世話をいただいた象使いを殺めてしまった。

でも、食べ物は手に入らなかった。

オーナーは「もう、勝手にしろ。」と、ハリーを原野に捨てた。
自由になったハリーは、どうしてよいのか分からず、誰もいないのに2本足立ちの芸を繰り返したり、怒って吠えたりした。

―――――――――――――――

ハリーにとって、食べ物とは与えられるもの。
ボンボにとって、食べ物とは自分で獲得するもの。
同じ“食べ物”という事実も、認識の違いで行動が大きく変わりますね。

食べ物を 仕事や給与
象使いを 会社
人間、オーナーを 国家
ハリーを 工場派遣労働者
ボンボを チャレンジマン
として読み直してみてください。



博学研究家 横尾けいすけ Yokoo・D.B.Keisuke
yokoo@mopera.net







最終更新日  2009.01.06 00:37:05
コメント(2) | コメントを書く

全3件 (3件中 1-3件目)

1

PR

サイド自由欄

s262609_185459404964715_882752542_n.JPG

フリーページ

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


Copyright (c) 1997-2018 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.