姥捨て山風?夢の国
いろんな意味で泣けてくるお話なんです。中年夫婦二人でネズミやアヒルのいるあの夢の国へ出かけたのです。10・・何年ぶりだろう?3人で、それから娘が生まれて4人で、おばあちゃんと5人で、従兄弟一家と8人・・・・でも二人でなんて初めてよ!発端は私が友達と九州旅行から戻った頃、夫が商店街を歩くとあちこちから「九州行ってきたんだって?楽しかった?」「それがさぁ僕は留守番だよ」「え~っ、置いてかれちゃったの?可哀想に。。。」(まるで私が鬼嫁じゃない?)息子が父のこと想ったのか?「たまには二人で楽しんできなよ!」と、チケットをくれた。二人で休みを合わせた日、冷たい雨が降り出して、アトラクションいくつか乗っては休憩。ショーを見ては居眠り。「疲れたねぇ。」「もう帰ろうか?」「でもチケットくれた〇〇(息子)に悪いよね」「△△(娘)も今夜は友達呼んで鍋パーティーやるってはしゃいでたなぁ。。。」「帰ったら叱られそう。。。」「まだ帰れないね」「もう一回ショー見ようか?」キャンドルナイトまで何とか持ち堪え、でも、この水上ショーは今年限りなんですって。携帯の撮影だけど、気分だけでもおすそ分け。 「昔はパレード見るために何時間も前から場所取りしたな~」「疲れたなんて感じなかったのは若さかな?」「何度来てもあんなに楽しかったのは何故だろう?」「子供たちの笑顔・・・」「ほんと、あの嬉しそうな顔、それが私たちの幸せだったんだ!」親ってみんなそうよね。何だって子供のためならこんなに頑張れるのだろう?怒ったり、泣いたり、笑ったり。でも、お陰で一緒にいっぱい楽しかったんだ。あの頃、ビックサンダーマウンテンに身長制限で乗れなくて泣いてた息子、今日は親にオススメのレストランをマップにマークしてくれた。その息子を肩車していた父親、もはやそんな小さな字は見えなくて。。。毎度、迷子センターにお世話になった娘、今夜は親の居ぬ間にヤッホ~~~イだって。ここからは最後のオチなんですが・・・ 「オレはあったかい蕎麦が食いたい!」 とか言い出しちゃった夫。もちろん、夢の国に蕎麦屋なんてないし。。。帰り道に蕎麦を食べて帰ることに。フレンチのディナーならゆっくりもできたけれど・・・蕎麦ですからっ!あっという間に帰宅。もちろん予想通り。娘「え゙~~っもう帰ってきちゃったのぉ???」息子「そばぁだってぇ!?どぉーしてーーー? 夢の国に行ったら夜景を見ながらワインでしょ?」やっぱりお父さんションボリ。。。