紫の雲

心逐境移
「しんは きょうにおいて うつる」
環境が清浄なときには、心も清浄となるものである（空海『性霊集』巻第二より）


売り上げの競争とか、複雑な人間関係だとか、何だかんだとイライラがつのる日常生活では、心にゆとりもなくなり、人に対する優しさも生まれにくいでしょう。

そんな反省から、暇を見つけては、山歩きや海に行ったり、神社仏閣めぐりなどをしています。
自然の大きさや、清らかなものに触れると、心も和むものです。

遅まきながら、ご朱印集めを始めて不動尊めぐりをしています。
近畿三十六箇所霊場巡礼ですが、行ったことのあるお寺もかなりあります。
再参拝のお寺でも、目的を変えて訪れると、見えるものも違ってくるから不思議です。

初日は「ご縁（ごえん）」がありますようにと、五箇寺を訪れましたヽ(^o^)丿
お浄財は「いいご縁がありますように」と、一円、五円、十円を混ぜて、各寺に志納させていただいています。

霊場巡礼を始めることを「発願（ほつがん）」と言い、すべてを巡り終えることを「結願（けちがん）」と言うそうです。

一旦始めたら、すべてを巡らないと願いが叶わないとか、バチが当たるヽ(ーー;)丿とかってことは無しですが、私にとっては「初志貫徹」に重要な意味があると思っています。


犬鳴山 七宝滝寺 行者の滝

発願のときと、結願のときの想いは変わっているのでしょうか...


南無大日大聖不動明王

大慈悲の御心により、障難煩悩を滅し給え...



Namah Samanta Vajraa Naam
Canda Mahaarosana Sphotaya Huum Trat Haam Maam

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