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テーマ:楽天写真館(354846)
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しばらく手にしていない分厚い本を開くと 本の間から 押花の花弁がはらりと落ちた 手のひらに乗せると 匂いもなく壊れそうな薄さ 本の頁には 黒ずみかかった桃色の跡 幾年じっと息を潜めていたのだろう この古い 奥ゆかしささえ覚える花弁を 大切な思い出をしまうようにそっと元に戻した 今 近くの植物園では 芍薬が清々しい香りを放っている 明日 新しい押し花を作ってみようか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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