高校生の作ったお米 【No.17 京都府木津川市産みつひかり2005 感想】
ふるさと納税の返礼品今日紹介するのは、ふるさと納税の返礼品です。こしいぶきを2kgの繋ぎで購入していたのは、返礼品のこの品がいつ届くか読めないためでした。7月頃に「ふるさとチョイス」のチョイス限定品に、「木津高生が作ったお米」というのを見つけ、面白そうだなと思ってポチしました。発送時期が11月下旬以降とのことだったので待ってました。実は、さらに繋ぎで無洗米2kgを買ってしまっていますが、水が冷たくなってきていることから、こちらを先に開封しました。なお、我が家の主任料理資格者komenuma嫁の希望もあり、次回記事以降は春まで無洗米となる予定です。高校生の栽培したお米こちらが、京都府木津川市にある京都府立木津高校システム園芸科の生徒さんが栽培したお米になります。特に、木津高校として作った袋などがある訳ではないようで、市販の紙袋に入っての到着です。裏面はなんと手書きでした。驚きました。京都 みつひかり2005 2023産R5.11木津高校と書かれていて、2度驚きました。「えっ、みつひかりって今年度種子が販売できない程の状況じゃなかったっけ?」と頭をよぎります。商業生産用の種子は販売できなくても、教育用には手元の種から供出したのでしょうか。みつひかりの特徴民間会社(三井化学)が開発した多収量米で、日本晴れをベースとして収量がかなり多いものの食味に劣る「みつひかり2003」と、コシヒカリをベースとした食味のいい「みつひかり」2005があります。この品種については、以前記事にしたことがあるので、そちらに詳述しています。それでは、開封してみます。開封すると最初に出てきたのは、木津川市の人を紹介する冊子、「絆人」でした。取り上げられているのは、木津高校システム園芸科の皆さんと、まったく別記事で将棋駒の職人さんが紹介されています。木津高校システム園芸科では、お米だけでなく、お茶も栽培されているとのことで、そちらについての紹介もありました。こちらもふるさとチョイス限定品ですが、返礼品になっているのでどうぞ。なお、ふるさとチョイスでは「チョイスマイル」というポイント制度があり、キャンペーン中だと、「初回寄付+チョイス独自特典」への寄付で、合計2000マイルが貰え、2000円分のふるさと納税原資として次回以降使用できます。このブログは楽天ブログなので、楽天経済圏について触れると、チョイスマイルは300チョイスマイル→230楽天ポイントに変換できるので、「楽天ふるさと納税」1本に絞っている方にもお勧めできます。木津高校の皆さんの活動がわかったところで、「顔の見える米」になりました。精米はこんな感じです袋から出してみて驚いたのは、部分的に茶色い米(斑点米)が結構混じっていたことでした。恐らく、カメムシによる食害が原因かと思いますが、木津高校では過去18年間無農薬、無化学肥料栽培をしているということを考えると、安全なお米と解釈しておきます。ただし、色別選別機にかければ除去できるはずですが、学校ということで選別機を持っていない、あるいは外部業者の選別機にかけることは行わないということなんでしょう。なお、komenuma嫁のコメントとして、「炊飯時に、固さなどで炊きムラが出やすい」というものがありました。粒の大きさが不揃いだったりするのが原因でしょうか。それでは、いただきます。以前のみつひかりの記事でもありましたが、甘み・もちもち感共にコシヒカリに近いベクトルにあり、かつ一般的なコシヒカリよりも強いです。どちらかと言えば、強いお肉系の食材にあう印象です。今回は、牛肉の時雨煮と一緒に頂きましたが、ばっちりでした。また、豚汁と合わせてみた日もありますが、こちらも相性は非常に良かったです。ごちそうさまでした。返礼品に高校生のお米がある自治体今回紹介した京都府木津川市のほか、青森県平川市の柏木農業高校(まっしぐら)、鳥取県倉吉市の倉吉農業高校(縁結び・ミルキークイーン)などでも手ごろな精米を返礼品にしています。これ以外にも、玄米を返礼品にしている自治体(埼玉県羽生市など)もあります。(岩手県一関市の千厩高校は、去年はありましたが今年は品切れのままになっています。)-----------------------------------------------地域紹介:京都府木津川市ってこんなところ京都の最南部、すぐ隣の自治体は奈良県奈良市という場所にあります。市名の由来となる木津川は、三重県伊賀地方を源流として、京都府南部を南西から北東に流れ、最後は大阪府との府境近くにて淀川に合流する川です。三重県・奈良県・京都府境の山間部を抜けてきた木津川は、ここで平野に出ると共に、流路を東西方向から南北方向に変えます。木津川に東側から流れ込む支流は、川の水面の高さが周囲より高い「天井川」になっている川が多いのが特徴です。この地形は、水害の際には大きな被害を受ける恐れがあります。木津川市内にも鳴子川や不動川といった天井川があり、この独特な景観が広がっています。市の西側は、関西学術文化研究都市(けいはんな学術都市)があり、その一角としてニュータウン開発が進んでおり、市の東西で全く違った光景が広がっています。