□■「晦」と「朔」■□大晦日に
☆晦…カイ、つごもり、くら(い)、くら(ます) ☆朔…サク、ついたち、きた 「大晦日(おおみそか)」はよく目にする漢字です。月の終わりが「つごもり」「みそか」で、年の終わりが「おおつごもり」「大晦日」、現在は新暦の12月31日です。 「晦日(みそか)」は、三十日をみそかと読んだことからきていますが、旧暦の月の終わりの日の意味で使われました。(29日までしかない月は29日がみそかでした) 「つごもり」は、月ごもり、月が段々欠けて見えなくなってきた日を言います。 「晦」は、つごもりで月が見えないため、暗くなることから「暗くてよくわからない」「くらます」の意味もあります。*晦渋(かいじゅう)…言葉や文章が難しく、意味や内容がわかりにくい。(この言葉自体聞き慣れないので「晦渋」かも) 「晦」の反対が「朔」で、月初めの日、ついたち。「北」の意味もあります。