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「オレオレ詐欺に騙される」のはウソだと疑いつつも、緊急事態!の信号を出した脳がその緊急事態宣言を解除するまでは冷静な判断が出来なくなるからだそうだ。だから、ウソと思いつつ日頃から気をつけて「ぜったいひっかからないわ」と思っていても、とっさの時には冷静な判断が出来なくなってしまう・・・
テレビの例では銀行の職員がただならぬ様子に「詐欺だから」と、どんなに止めてもお金を手にするまで全く冷静になれなかった主婦の例が出ていた。その時の体は心拍数が高くなり、汗が出て・・・。脳から体中に緊急事態の信号が発令されている。(お金を手にした瞬間「これで息子は大丈夫」と非常事態宣言が解除されて冷静になったそうだ) これは、人間が何億年もかけて完成させた生き残るための高度なシステム。こんな文明社会になっても、古代から培ってきた生き残るための本能の部分は今も健在。私達は常に「安全か」「危険か」を察知する機能があって、非常事態と判断したら意識とは別に体が反応するように出来ている(上からものが落ちてきた時とか、考える前に体が反応しますよね。確認してからじゃ間に合わない!) だから、体はとても正直だ。 人とのコミュニケーションでも、まずは「安全」、と感じること、これが一番大事。 これは何世紀もかけて遺伝子に組み込まれている防御反応。からだに携わる仕事をしている私達が必ず覚えておきたいことだ。 最初のタッチで、動作のひとつで、その人の無意識は「安全かどうか」をタッチや速度、あらゆる情報をもとに判断しようとしている。そしてそれが意識とつながるにはある程度の時間が必要だ。 体は「常にベストな選択」をしている。生き抜くために。あらゆる体からの信号へ悩む人も、それが分かれば自分のからだを愛おしく感じるかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 17, 2006 09:43:45 PM
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