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2015.11.07
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テーマ:読書(8268)
カテゴリ:読書
まだ完結してなかった!(2015年11月現在)


ヒックとドラゴン(1) [ クレシッダ・コーウェル ]

アニメ化するくらいだから、とっくに完結してるもんかと思ったら、まだでしたorz
本国では終わってんかな…

もう9巻くらいからずーっとクライマックスでして。
早く完結して!
というのは、なんらかの決着をつけねばならない話だから!
最後どうなるんか早く教えてください!

【ネタバレなし】の感想は以前書いたんで、こっちはガンガン【ネタバレ】ありでいきます!

以下ネタバレ。















なんらかの決着をつけねばならないというのは、この本はかつて過去実際にあった出来事という設定で書かれてるんです。
昔むかし、ドラゴンは実在した。
でも今はいませんよね?

全滅?

そんなバカな!(>_<)

ドラゴン達、トゥースレスが死んじゃったらどうしよう(>_<)ドキドキ。
いろいろあって、最終巻ではドラゴンと人類で戦争状態なんすよ。
人類も、ドラゴンなんて皆殺しのアルビン派と、共存したいヒック派に分かれ、フュリオサというボスが率いるドラゴン軍との三つ巴の戦い。
フュリオサさんはすっごいカッカしてて、ドラゴンが滅ぶか人間が滅ぶかくらい怒ってて、でも現在人間は生存してるってことは…
わー、嫌な予感しかしなーい(>_<)

それはそれで置いといて(^_^;)

語りたいことたくさんありますが、思いついた順に適当に述べていきます。



どうも日本の少年漫画とかヒーローものって「根性」「気合い」「思いの強さ」「怒り」で勝利が多いでないですか。
からのー「イヤボーン」「不思議なパワー」とかさー。
ヒックはもちろん気持ち的に強いとこもあるけれど、それよりも頭の良さ、アイディア勝負なところがいいんですよ〜。
ファンタジーだけど理屈がわかる展開。

ドラゴンの火を吹く穴を塞いで爆発させた!とか、
フックをはずすのにグルグル回ったらネジが緩んで取れた!とか、
ヘタレドラゴンが頭にしがみついてるのを「脳みそ吸いドラゴンが来た〜!」て言ったら敵がビビって逃げた!とか、
トンチ的なバトル展開が多く、戦う一休さんなのだ(^_^;)。

人柄がよいのが、いい方に回るって展開も素晴らしい。
友達のために頑張ったのが回り回って自分を助けるとか、困ってる人やらドラゴン助けたら恩返ししてくれた(なんか神話的だよね)とか。
ヒックが友達を見捨てなかった、困ってる人を見捨てなかった、その行動こそが解決の鍵になる。
自分勝手なやつは幸せになれないという、なんて健全で当たり前で教育的なんだ!
全子どもに読んでほしい!

そしてここぞというところでの「気合い」のバトル。
トーナメント決勝、ストイックとの一騎打ちで、自分が勝たなければ世界が大変なことになると、その背負ってるもの、その思いの強さで、親を超えて勝つ!
という熱い展開もあるんですよ!

映画ではそのヒックのトンチ力的なとことか友達思いなとこがあんま見えなくて、バトルはトゥースレスの機動力頼みだったのが、正直残念でした(^_^;)

ヒックの心根の優しさってのがトゥースレスへの扱いにもあらわれてて、バイキングのドラゴンの飼い方は「怒鳴る」っていうのが基本。
でもヒックはけしてトゥースレスを怒鳴らない、言い聞かせる、ご褒美スタンプとかすんだよ!(*^^*)
育児やん(^_^;)。
トゥースレスは映画と違って小さくてワガママやんちゃイタズラ好き、マジ役立たず、でもヒックは怒鳴らないし話しかけるし見捨てない、お母ちゃんや…(*^^*)

後半、飼いドラゴンが人間に反乱し、ほとんどのドラゴンがドラゴン軍に入ったのに、トゥースレスをはじめヒックと仲良しドラゴン達は誰も裏切らなかった!
この絆の強さ!



それと伏線がすごくよくてさー、なんというか、みんな意味があるんだよっていう。
例えば、モジャモジャ族の中で、ヒックとフィッシュだけがヤセでチビでいじめられてて、だから仲良しになったんだけど、これも伏線だった!

そもそもバイキング達はみんながみんな背が高くマッチョ。
それはなぜかというと、産まれてすぐ、規格に満たない発育の悪い赤ん坊は、捨てられるという掟があるから。
「できそこない」として。

酷い!

フィッシュは「できそこない」として海に流されたけど、神のご加護で生き延びて、モジャモジャ族に拾われた。
だから、痩せでチビで、いじめられっ子。

で、同じような体型のヒックは?
そうなぜ族長の跡継ぎなのに、ヤセでチビなのか。
その謎がシリーズ後半になってやっと明らかに!

実はヒックも「できそこない」だったけど、お父ちゃんのストイックとお母ちゃんのバルハララマが、海に流すなんてかわいそうってなって、てゆーか「できそこない」でもきっと立派な大人になるって信じて、掟を破って手元で育てることにしたのだった!
親が子どもの可能性を信じた!
そのおかげで(多分)ヒックに世界は救われる(はず)。
後半でストイックは一族の掟を破ったことがバレて失脚しちゃった。

ええ話!(*^^*)

まさかヒックとフィッシュにそんな伏線があったなんて!
痩せてるなんてただのキャラ付けだと思うじゃん。
違うのよ、ドラマがあるのよ。



お母ちゃんのバルハララマ周りの伏線もよくって。
前半はお母ちゃんは冒険ばっかりしてて家にいないってことでほとんど登場しないの。
でなんで冒険してたかっていうと、剣の腕も一流で頭もよくて自他共に認める高名な戦士であったバルハララマは、自分こそがゴーストリーの失われし財宝を見つけ新王になれると信じて、財宝探して冒険してたわけ。

ゴーストリーの失われし財宝ってさー、なんやかんやでヒックが毎回ゲットしてたアイテムだったのね(^_^;)。
物語前半では、その諸々のアイテムに何の意味があるのか、ヒックも読者も知らなかったんだけど。
つまり選ばれし者は自分ではなくて自分の息子だった!

自分は家庭を顧りみなかったのに、財宝は家族が持ってた!
「青い鳥は家にいた」的な展開。
優秀な自分なら一人でなんでもできると思ってた、違ってた、ヒックが財宝を集められたのは、仲間と一緒に仲間のためにがんばったから。
バルハララマさんのすごいところは、そこでスネたりせず(当たり前だけど)、ヒックの一番の味方になるところ。

ええ話(その2)!(*^^*)

このなんちゃってバイキング世界では、マッチョイズム全開なんだけど、男女差別だけはないのよねー。
女でも戦士になれるし、強い戦士は尊敬される。
ちょっとファンタジー(^_^;)。
でも読みやすい。
守られるだけの読んでてイライラするヒロインは存在しません!



この小説世界では、ドラゴンは飼い慣らされ、バイキングをはじめいろんな種族がドラゴンを飼っている。
ヒックのようにドラゴンと心を通わせる人も少しはいるが、ほとんどの人間にとってドラゴンはただの家畜・奴隷。

でもヒックの先祖のヒック1世の時代、人とドラゴンは対立していて、殺し合い憎み合うような関係だった。
ある日、傷ついたドラゴンをヒック1世が見つけ、殺さずに治療し友達になった。
そこからドラゴンは人間を襲うのをやめて、友達になった。
ヒック1世は立派な王になり、ドラゴンと共存する社会を作った。

ああそれなのにそれなのに、
ヒック1世の子孫達はいつしか友達としてのドラゴンを忘れ、ドラゴンをただの家畜として扱うようになってしまった!
という人とドラゴンの歴史。

映画のヒックじゃね?
映画のヒックはヒック1世だったのだ!
と考えたら、小説のヒックと映画のヒックが違うのも納得できるという(^_^;)



他にもアルビンまわりやらスノットまわりやら、唐突に始まる綺麗事が実は苦手とか、語りたいことまだまだありますが、長くなるのでこのへんで。


関連項目
【ネタバレ】「ヒックとドラゴン」
【ネタバレ】「ヒックとドラゴン2」の感想/お父さんテライケメン!
【ネタバレなし】「ヒックとドラゴン」原作の感想/ジャイアンよりひどい!





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Last updated  2015.11.07 14:31:33
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