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カテゴリ:ミュージアム
東京ステーションギャラリーの『不染鉄』展を観てきました。 薬師寺の東塔の向こうに唐招提寺金堂が見えている、その向こうには若草山 太平洋の岩場から上を見れば壮大な富士の姿、その先に見えるのは日本海の雪景色 海の近く、漁師町、洗濯物が干してある、よく見ると一軒の家から火の手が上がっている。そこに人の姿は無い。ずっと先の海の上には町の端から端まであるような大きな廃船が鎮座している。ここは廃船の町。 存在している一つ一つの物があり得ない組み合わせによって、さらに存在感を増して訴えかけて来ます。 絵本を読んでいるかの様な不思議な光景。それが日本画で描かれストーリーテラーの様に語りかけて来ます。 東京ステーションギャラリーの建物自体が非現実感のある煉瓦造りです。その中で不染鉄を観ていると自分も物語の一部になった様な不思議な気持ちになれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年07月29日 11時30分06秒
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