|
カテゴリ:ミュージアム
国立新美術館に『ジャコメッティ展』を観に行ってきました。
この展覧会では、初めは写実性の高かった作品がキュビズムそして、やがて抽象表現を経て、小さく、やがて細く高くなるまでのジャコメッティ作品の変化を見ることができます。 ジャコメッティは人の姿を彫るにあたって、遠くの物は小さく見える事から、人もどんどん小さくなり、現代のガチャポンのフィギュアみたいに小さい作品を彫りました。小さいのにきちんと彫刻されていて、その繊細さに感心します。 ジャコメッティは作品が小さくならないように、1メートルルールで作品を作りました。ところがこんどは細くなってしまいます。 細い人がたくさん立っている姿は木が立ち並んでいる森のようです。 目で見たままを作品にしてきた結果、小さくなったり、細くなったり。 ジャコメッティの追求成果は他にはない物になりました。 実はあまり期待していなかったジャコメッティ展でしたが、自分の目で見ると期待以上の感動がありました。 観に行けて良かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年08月20日 21時18分41秒
コメント(0) | コメントを書く
[ミュージアム] カテゴリの最新記事
|