米(コメ)との戦い
農業青年として1ヶ月余り、衰え気味の体力と戦いながら、雨の日以外は休まず、米の収穫作業に従事しています。ようやく終了の日が見えてきたので、ブログに書き込む余裕が出来ました。作業に不可欠の体力についてですが、この1ヶ月で2度も風邪をひきました。一度ひけば免疫のせいか、家族が風邪の菌を持ち込んでもひかないのに、今回2度も風邪ひいて、ショックでした。肉体労働が体力増強につながっていないのでガックリです。最近、大相撲の(良くない)ニュースが流れています。農作業をすると、米と相撲は大いに関連性があると感じます。今は30kgの米袋を積み上げていきますが、昔であれば、60kgの米俵を積み上げたことでしょう。力持ちこそが米俵を積むことが出来る。その力仕事は、相撲の技に通ずるものがある。そして仕事の前には足腰を痛めないように、四股や股割り等を準備運動が必要であろう。今、30kgの米袋を積む作業をする場合、力士のように腰を落として、(大げさだが)気合を入れて持ち上げ、米袋の並んだ隙間にズドンと投げ込む、ズドンと衝撃があったほうが収まりがいいのだ。何がいいたいかというと、米(コメ)文化と無縁のものが相撲をしても、日本の伝統の相撲の真髄を理解できていないのだ。朝青龍のように、羊の肉で育ったものが、日本の農耕作業・米文化を、高校生から日本にいても表面しか知らない。今回の17歳の時津風部屋の青年も、小さいころから家族の農業?を手伝って、米を担ぐような少年期を過ごしてきたか?(これは今の時代、無理な話かもしれない)・・・・。部屋や親方が悪くなっているので、この青年の話には無理はあるが、左門豊作(巨人の星)のように育っていれば、相撲部屋といざこざはおこさないだろう。ともかく今年の9月は暑かった。田んぼの中は湿度が高いので、蒸し風呂の日々だった。仕事しながら体力増強するもくろみも、地球温暖化のお陰で、夏バテが増強する結果となってしまいそうだ。