上はまともな鮎、下は腹破れの頭もすぐ落っこちる鮎
でも、甘露煮なら味はいっしょ!
鮎はシーズンオフですが、冷凍鮎の在庫はある。
10匹入のがトラブルで完璧に解凍になってしまい「再冷凍」・・・問題あり
8匹入冷凍のはまともで・・・問題なし
「再冷凍」のは見切り処分しても良かったが、鮎様を大事にしなくてはいけない心と、昨シーズン在庫の最後だから「甘露煮」にしてしまえば同じ味で食べれる、と踏んで甘露煮に。
再解凍すると、鮎の腹はだらしなく垂れた。やはりアシの速い魚だ!
煮る前に「素焼き」をするのだが、IHグリルの中でだらしなく垂れた腹は破れて内臓界隈はグリル下の受け皿にバタバタ落ちた。その光景は見苦しく、とても最後にまで(おかず)にたどり着けるかは不明だった。潔く再冷凍のは処分して、まともな8匹だけ煮ていれば心は休まるはずだったが・・・
笹の葉を敷いた鍋に入れて、煮魚開始。
煮汁がいつもより少し濁った感じ、腹が破れたのでモロモロが出ているのだ。
途中醤油や砂糖を入れても、味見はしなかった。何か気が乗らないのだ。
味を良くしみこませるために、一晩寝かして、翌日も煮ます。水あめを大さじ2杯入れて、とろみとツヤを出します。何とか焦げない様にして煮汁を飛ばした。食べられるのか食べられないのか??
モヤモヤな気持ちが入った料理、それでも出来上がりいよいよ試食になります。
腹が落ちた貧相な鮎は、十分に食べれる魚に仕上がっていました。味の方もくど過ぎず、ちょうど良い甘さ。一升瓶のしょうゆをドバドバと入れたのに結果オーライ!
こんなところでも腕が上がって来ました。