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もう1本、映画の話。 岡田資の“法戦”を描いた作品だ。 戦後処理裁判は、勝った国が負けた国を裁く。 この事実だけで既に不公平だ。 「こっちも悪いけど、お前らだって悪いことしてただろ!!!」 という、敗戦国側の誰もが抱く一般的な感情を、法廷を使って展開しようとした。 かっこいい男である。 法廷内で正論を述べる岡田資。しかしそこはあくまでも戦勝国が仕切る裁判。最初っから勝ち目などない。岡田自身もハナっから「勝てる裁判」だとは思っていない。 「お前らだってムチャクチャなこと(一般市民に向けた爆撃←国際法違反)をしやがっただろ!」というのを、ただただ冷静に述べているのだ。かつ、「投降した米兵を殺したのは俺の判断。俺がすべて悪い。」と部下の全員無罪を主張。 かっこいい。 かっこよすぎる。 自分の命と引き換えに、 ・アメリカの無差別殺人の違法性 ・部下の無罪 を説き続けた岡田。 おそらくこの時期、連合国軍側の甘い言葉に騙されて、アメリカ寄りの証言をして助かってる輩どもはたくさんいるはずだ。誰だって死にたくないから、発言にブレは出てくると思う。 でも岡田はブレない。岡田の一貫した姿勢に影響を受けた裁判官(アメリカ人)が、判決前に助け舟を出す場面があるが、そこでも岡田はブレない。 俺もブレのない男でいたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.06 23:13:11
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