|
カテゴリ:カテゴリ未分類
『クロード・モネの世界』in 名古屋ボストン美術館
モネだったら、名古屋でも駆けつけます。 ていうか、いつの間に名古屋にこんな立派な建物ができてたんだ?しかも金山に。金山も発展したものです。昔は金山なんてスポーツガーデンしかなかったのに、今やJRと名鉄と地下鉄が乗り入れる総合駅。金山も大都会なわけで…。 で、モネ。 モネの素晴らしさは、「光」の表現よりもむしろ「風」の表現に長けている点だと思う。 とにかくモネの絵は、近くで観たら何を描いてるのかさっぱりわからん。でも2歩3歩下がってから絵を眺めると、そこでは一気に躍動が始まる。 風があるからだ。 風の動きが見えることで、絵に動きが出てくる。 モネはそのことを十分にわかっている。だからモネは積極的に外に出たのだ。部屋の中ではその良さが表現できないから。 今回は、20代の頃のモネ作品を観られたことに価値があった。 モネが印象派展を開いたのは34歳。モネといえば印象派だから、一般的に有名なほとんどの絵はこの34歳以後のものだけど、今回は20代の頃の作品も展示してあった。 「オンフルールのバヴォール通り」 光の表現はあるものの、モネ独自の点描が全くない作品。 モネだっていきなり光と影のあの印象派作品に辿り着いたわけではなく、こういう時代も経験しているのです。 「セーヌ川の朝」 「ルーアン大聖堂」 「睡蓮の池」 「睡蓮」 などなど、モネ作品のエッセンスがうまく詰まった展覧会でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.09 20:25:35
コメント(0) | コメントを書く |
|