仙台守備陣は飛び込みません、とかなんとか言っちゃって。~マリノスvs仙台(03月17日)、その6
前のエントリーで、仙台ディフェンス陣のやりくりにおいて手倉森監督の見事な采配が披露されたと述べましたが、守備に関して誉められるべき手倉森監督の手腕は、やりくりではなく、基本的な組織整備の部分でしょう。これまでの多くのエントリーで触れてきたように、ワタクシはサッカーのプレー未経験者です。で、未経験者というのは、攻撃の部分については善し悪しの判断がある程度出来ても、守備については全くのお手上げでございます。正直、どういう場面で、どういうあり方を示せば、それは良い守備体系を維持しているということになるのか、サッパリわかりません。せいぜい、「結果として破綻していないこと」が、良い守備の証しであろう、くらいのものです。そんな、引き出しが最上級に少ない守備分析ですが、仙台ディフェンスに関しては、ハッキリと分かるポイントがありました。それは、「不用意に飛び込まない」という点ですね。後半、マリノスが攻勢を繰り返すなかで、斎藤学選手が左サイドで切り返し、シュートを撃つというシーンがありました。そのとき仙台の守備陣は、2~3人で、見事に壁を作り、コースを消していました。慌てて前に飛び込む、なんてことは決してしない。その部分に関する共通理解は、なかなか素晴らしかったのではないかと。要は、1人1人が粘り強く丁寧に対応しているってことだと思うのですが、結局それって、個々のスキルではなく、組織に対する各選手の信頼感がなせる業だと思うわけですよ。そう考えると、返す返す、恐るべし手倉森!!レッツクリック!にほんブログ村