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首にがっつりキスマークを付けられた後輩君。対処法はバンドエイドを貼って隠すでした。
クククククッ 良いきみだ~とほくそ笑む酔っ払い←悪党 さっそく男性職員(仮名:イヤミさん)から突っ込まれます。 「おおお~~後輩!なんだぁ生意気にうなじに絆創膏なんて貼りやがって。さては彼女にチューされたか?そうだろ?見かけによらずやるじゃねぇかこの野郎!」 後輩君は予想通り 「え あの これは あの その 」と釈明に困っています。 ゴホンと咳払いするおいら。ますますガクガクブルブルする後輩君。 「後輩はてっきり童貞だと思ってたのにな~昨日の夜か?どうだったんだ?全部吐け!」図に乗るイヤミさん。 「へ~後輩君。きみって童貞なのか?知らなかったな~」と少々追い込みをかけて見る酔っ払い。 「イヤミさん ぎがさん 俺ちがいますから!!これそんなんじゃないすから!」←涙目 さてその先はどうする?←意地悪 「こっこっこれは転んでアザできたんすよ!俺柔道しますから!そんでバンドエイド貼ったんす!」 …もうちょっとマシは言い訳ないのか後輩君… 「コノ野郎!柔道で首にこんなちっこいアザが出来るか~~」さらに突っ込むイヤミさん。 そろそろ助けてやるか。 「良いじゃないすかイヤミさん 後輩君だってヤりたい盛りなんですから」 「やややややりたい盛りって!ぎがさん何言うんですか!?」 「な~んてなジョーダンだ冗談。イヤミさんこれおいらがふざけて付けたんすよ」 「はぁ?お前ら気持悪い事して遊んでるんだな…ま今回はそういう事にしといてやるよ!」 ニヤニヤしながら出て行くイヤミさん。 「ぎがさん もー勘弁して下さいよ~~」 アホだなぁ~バンドエイドなんて貼ったらキスマーク隠してますって言ってるようなもんだぞ。堂々と出しっぱなしの方がみんな何も言えないってもんだ。 「え そういうもんなんですか?」 (ウソに決まってるだろう) 「でもこれ何日くらいで治るんですか?もー」 大丈夫だ。ぎゅ~っと強くつまめばすぐ消える。 キスマークの対処法も知らんとはこいつマジで童貞でしょうか。数時間後、 「ぎがさん 気のせいか濃くなってるような気がするんですが」 え?マジでやったの?アホかお前~~!! 面白いほどコロッと騙される後輩君。しこたま笑わせてもらったので、正しい対処方と隠し方を教えてやりました。 ほれこうやって湿布をベタッと大きく貼ったほうが肩こりだ!とか言えるだろ。 湿布のほうがバンドエイドより早く消えるしな。 部屋に帰ったら氷で冷やしてお湯で暖めるを繰り返すんだぞ。 「ありがとうございます…ぎがさん」 なーに礼にはおよばん。 (だってアザがちょこっとはみ出るような角度で湿布貼ったから)←悪党 果てしなく騙される後輩君。どこまで騙されるか試したいです。 「ぎがさん 今のお客さん知り合いすか?」 ああ女の愛人。 「ぎがさん 今のお客さん知り合いすか?」 ああ男の愛人。 「・・・・・・!」 うははは 悩んでます悩んでます。せいぜい妄想しろ。 「あ 後輩君。奥のシャワーでシャンプーしてる人いるから注意して来てくれ。バスタオル掛けて隠れてやってるから」 設備の関係でシャワー室で石鹸やシャンプーは禁止なのですが、時々規則を守らない利用客がいました。 そこで正義感の強い後輩君。がぜん張り切り 「わかりました!ぎがさん!俺がガツンと言って来ます!」後輩君シャワー室にダッシュです。 さてガツンと言えるかなぁ ダッシュで戻ってくる後輩君。予想通り鼻血を出さんばかりに興奮しています。 「ぎがさん大変っす…!あのお姉ちゃん…水着脱いでスッポンポンで頭洗ってますよっ!」 なーんだ注意できなかったのかぁ? せっかくキレイなお姉ちゃんだったから君に行かせたのに。 「俺バスタオル思いっきり開けちゃいましたよ!後ろ向いてたから気付かれなかったけど、振り向かれてたら俺今頃チカンっすよ?」 (それを狙ったんだ)尻くらいは見れたか? 「バッチリっす!」 このドアホ!喜んでないで早くオバサマ職員に報告して来い! ちっ。おいらの計画では全裸のお姉ちゃんに騒がれてあたふた逃げてくる予定だったのに。 だいたいシャワーでシャンプーしてるってキーワードで若い女性だと思わなかったんだろうか。世間知らずです。童貞です。 良いとこ育ちのボンボンで真っ直ぐ育った後輩君。真面目で良い奴なのはひねくれた酔っ払いにも良くわかります。 あんまり悪ふざけするのもいけないなぁと思うのですがこのガキ、忘れた頃に勝手に地雷を踏むんです。 例えば… 「親にバイトはナイショなんです。仕送り増やすって言うに決まってますから!」 良いねぇ~仕送りしてくれる親で。 「俺スウォッチ買っちゃいましたよ~ぎがさん新しい時計買わないんすか?」 これは祖父がおいらにくれた腕時計だ。 「俺 食えないモノ多いんですよ~どんなに腹減ってても嫌いなモノは食わないっすね」 餓死しそうになったらすったら事言えないぞ? まあこの程度のことは失言でも暴言でも無く、普通の家庭で育ったガキなら誰でも言うでしょう。 しかし、イレギュラーな環境を乗り越えたおいらにはヤキ入れて下さいと言っている様なもんです。 後輩君もヤバイと思ったのか、おいらの信頼を得ようと頑張ります。そしてそれがまた裏目に出ると言う悪循環。 その関係はおいらも後輩君もプールのバイトを辞めた後にも続きました。 というか、おいらは次の仕事やフーの事で公私ともに忙しかったため後輩君の事なんて忘れていました。 しかし後輩君は勝手にぎがさん!ぎがさん!となついて来まして。 今思えば電話番号なんて教えなければ良かったです。 ちなみにおいらが本気で激怒したのはこの地雷。 「ぎがさん なんでわざわざ体中の毛そってるんですか?」 そってるんじゃなくて生えねぇんだ!!このバカ野郎! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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