イタリアワインマニア

アルバからパルマへ

2月に行ったイタリア研修旅行の続き

アルバでは、泊まる民宿に中国人がいて、楽しい経験をしましたが、
その後、食事をしたアルバのトラットリアのラビオリ、
アニョロッティ ダル プリンが今回の旅の食事で一番美味しかったものになった。

このラビオリはピエモンテ州アルバ近郊の郷土料理パスタになります。
ラビオリですので、パスタ生地で詰め物を包んでいるのですが、
最大の特徴は、中身にお米が入ること‼️

私がピエモンテ州で修行していた頃、毎日すごい数を作っていました。
その経験を生かし、自分で店をするようになっても、いまだによく作ります。

故に、アルバで食べた、アニョロッティ ダル プリンは
中身、パスタの一体感が素晴らしく、あっというまに、胃に収まる。
さすが！だと思いました。

しかし、このパスタに感動していたのは、私くらいなもんで、
ほかのメンバーは？だった？と思います。
ピエモンテ州で働き、日本の自分の店でも何回も作り、今、アルバで食べること、

これは、誰よりも、この料理の難しさを知っており、
嗅ぎわけることができる！という事です。

日本でも美味しいとは、こういう事だと思っています。
過去の経験値との比較表現。

しかし、私は、常に思う、イタリア料理(郷土料理)をお客様に提案していかないと、
文化は生まれない！と。

故に、分かっていても、確信犯でラビオリを出しています。
イタリア料理店ですから。ここは大切な事だと思う。

ほかの名古屋の有名イタリア料理店で、ラビオリを出して欲しい！と
頼んで頂ければ、食べて頂ければ、私が何を言いたいのか、
よくわかりますよ。

今回の話、パルマへ行くのは、朝から昼過ぎまで生ハム工場見学と試食、
パルマ市内の
民宿に行き、荷物を入れ、パルマの街を散策、20時にはタクシーで1時間くらいの郊外の、
ミシュラン三ツ星のダル ペスカトーレに行くこと！が今回研修旅行のサプライズ的な、楽しみのひとつでした。

生ハム工場見学は過去に4回は経験済みで、今回ほかのメンバーは初めてで、
皆、楽しみにしていました。

結論から言うと、やはり、パルマの生ハムは、塩が少し強い。
これは、理由があるので、いずれの時に、ブログに書きましょう。

今回のパルマ生ハム工場はイタリア国内において、食料品のグループを持っている会社でもあり、食品総売上は国内2位の会社。いわゆるよく売れている、パルマを代表する生ハムメーカーです。

たくさん勉強させていただき、感謝の意を示すためにも、
帰国後、この会社の生ハム1本約8キロを購入しました。

生ハム工場に別れをつげ、パルマ市内に行き、今回の泊まるところはなんと、パルマ市内の一番良い場所の、いわゆるど真ん中でした！それでこの値段は安い！

パルマ市内は、約ニカ月間住んでいたので、久しぶりでした。
お目当ての日本未入荷のサラミ、コッパを購入。

19時から、ミシュラン三ツ星のダルペスカトーレにむけて出発。ほんと遠い！

えっ、こんな所にあるの！
ようやく到着。20時だ。

テーブルにつき、
ワイン選び、メニュー選び、私のつたないイタリア語でメンバーに
説明しながら食事をした。

現在イタリア国内にミシュラン三ツ星は10店舗あり、
このダルペスカトーレが一番古くから三ツ星を維持している、と。

今回予約は、イタリア在住の日本の商社の方にとって頂き、
その方もまさか予約が取れるとは！と言っていました。

日本人料理人が勉強のために行きます、できれば、最後厨房を見せてください！
と、お伝えしてあった。

結論から言うと、


非常にさみしいの一言、です。


ミオオルトに来た時に聞いてくださいませ。料理の感想は。


かなりの経験をしているイタリア料理人だと、自分の事思っています。
このダルペスカトーレがある地域の郷土料理も知っています。
ゆえに？


美味しいとは？

上記の経験値からくるもの、と記載しました、が、
経験値が足らない？私がいるのだ、と思った方がいい。


イタリアでは常に何が起こっても、自己責任だと思うようにしている。

まぁ、これも経験。

帰りが遠い、が寝ていたら着いた。


長ーい１日が25時に終わりました。



さぁ明日は早朝7時にパルマ駅からフィレンツェへ！