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テーマ:今が旬の話(414)
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「(中略)そのうえに、もちろん、はかり知れないほど自尊心の強い
才能ある青年にとって、たとえば、 三千ルーブリかそこいらの金がありさえすれば、生活の行程も将来もすっかり 別なものになってしまう筈だのに、その三千ルーブリがないと意識したら、 屈辱を感ぜざるを得ないですからな。そこへもってきて、 餓えと、狭苦しい部屋と、ぼろぼろの服と、自分の社会的地位に対する 明瞭な自覚と、(中略)こういうものから起こる焦燥を勘定に入れて ごらんなさい。しかも、何より一番の原因は虚栄心です、 自負心と虚栄心です。 (中略)兄さんはどうやら、自分を天才だとお考えになったらしい…」 千趣会 編 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.12 17:25:48
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