オカリナという楽器の存在を知ったのは、任天堂のゲーム「ゼルダの伝説」だった。ゲームの世界の中でも、主人公がオカリナを気持ち良く吹いていたような記憶があります。なんだか、原始時代の石器みたいな形だけど、可愛らしい形だなぁと思っていました。
それから数年、オカリナの事はすっかり忘れていたけど、最近TVで【
宗次郎】という人がオカリナを吹いている映像を見て、再び気になってしまった。そして追求したくなった、オカリナという楽器の事を。
《宗次郎、陶製の笛オカリナの第一人者。群馬県館林市の出身。》
宗次郎もオカリナの音色に魅せられたように、私も彼のアルバムを聴いてみてすっかり魅了されてしまった。なんてピュアで素直で優しい音なんだろう。濁りがなく透明で、通りが良く伸びやかな音色。これだ、
私が長い間求めていた音は、この音なんだと直感しました。
もう居ても経っても居られなくなってしまい、さっそくオカリナ買ってきてしまいました。教材付きで………(1万円で買えました)。。。。。ええ、私も今日からオカリナ奏者の仲間入りですよ。(笑)
オカリナは手のひらサイズの楽器ですが、主に穴が12個空いていて、そのうちの真下にある穴から音が出ます。残りの穴はリュートと同様に穴を塞いだりして音階の役目をします。
ヤフーオークションで見つけたオカリナ。形も大きさも様々ですね。でも可愛い。
オカリナは何故切なくて透明な音が出るのか、たぶん奏者の口元から一番近い所から音が出るからだと思います。つまり
微妙な息づかいや、呼吸がダイレクトに伝わってくるから、感情がストレートに伝えやすいのだと思います。
宗次郎は今までに一万個以上のオカリナを作ったそうです。試行錯誤を重ね、自分だけの音を求めて、より自分の感情を表現出来る音を求める。なんて素敵なこだわりなんでしょうか。
『PRIME SELECTION』は過去の作品から厳選したベスト集です。「コンドルは飛んでいく」「メロディ・フェア」などのポピュラーから、「ふるさと」「赤とんぼ」などの子供の頃に慣れしんだ名曲もあります。どれもストリングスやギター、ハープ、トランペットなどの楽器のサポートを得ながら、リード楽器として美しい響きを奏でています。たぶん値段的には一番安価な楽器だろうけど、聴き劣りは全然しません。むしろ
生身で一番人間らしい音に聞こえます。
シリーズ物で世界の歌や日本の歌、映画音楽に絞った企画物もあるようで、どれも美しいオカリナの音色を楽しめるようです。とりあえず入門編で『PRIME SELECTION』を聴いています。
言えることは、
どんなジャンルの音楽にもオカリナの音色は溶け込んでいて感動を呼び起こすという事。私もそのうちロックの名曲をオカリナで吹きこなせたらなと思います。
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