ソニー&シェールは1965年、フォーク・ロック風の「I GOT YOU BABE」で全米No.1ヒットを記録した男女二人組のデュオです。シェールはカリフォルニア州出身でソニーはミシガン州出身です。
当時まだ19歳でエキゾチックな美少女シェールと30歳近くになっていたソニー・ボノとの異色の組み合わせが話題をさらいました。
その
ヒッピー風の毛皮をまとった原始人ルックは、若者文化や風俗にマッチして、当時のロック世代にとって憧れのカップルとして、ヒーローとなったのであった。1967年にはそんな彼らを追った「ソニーとシェールの グッド・タイムス」という映画も制作されたそうです。
↓こちら原始人ルック風のアルバム
いやぁ「SING C’EST LA VIE」なんか聞いていると、気持ちがホンワカしてきて幸せな気分になってしまいます。仲の良いカップルとキャンプ・ファイアーなんかで歌うと良さそうな曲です。シェールにもこんな時代があったんだなぁと感慨深いです。
私は98年に発表された 『Believe』というアルバムが好きで良く聴いていました。ジャケットカバーの彼女の顔は、最初オカマなのかと思ってしまったぐらいで、ケバイ化粧で魔女っぽい雰囲気の人だった。ファッション的にもシースルーのレオタードを着たりする凄い人見たいです。
「I GOT YOU BABE」のコーラスも時代的だけど、まるで
映画のラストシーンで流したくなるような幸福感に満ちてしまう曲。サウンドは【
ロネッツ】あたりとも共通するウォール・オブ・サウンド、スペクターサウンドであります。
正真正銘の夫婦であった二人ですが、1975年に離婚し、シェールはその後ソロシンガーとして活躍。80年代には女優としても活躍して、アカデミー主演賞にも輝いたりもしています。1976年にはあの【
オールマン・ブラザーズ・バンド】のグレッグ・オールマンと結婚していたなんてのは知りませんでした。
ソニー&シェールのTVショーでの一コマ。70年代に人気があったようです。
ソニー・ボノは離婚後、俳優として活躍する傍ら、政治にも興味を示してパーム・スプリングスの市長になり、その後には共和党の連邦議会委員となったそうです。しかし残念ながら1998年にカリフォルニアのスキー場で事故死してしまったとか。
「THE BEAT GOES ON」も名曲。モッドなオルガンとトランペットに包まれて、気持ち良さそうにデュエットしてますねぇ。二人の声の質も低くて、張りがあって、巧く溶けあっていて相性ピッタリです。
You Tubeで見つけた、トップ・オブ・ザ・ポップスで「I GOT YOU BABE」をデュエットする二人。いいですなぁ、仲良さそうで。。。。。(笑)右のプレイリストではソニー&シェールのTVショーも見られます。お暇な方はどうぞ。
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