2階級制覇を目指す亀田興毅の世界タイトル前哨戦。
今日の相手はインドネシア、ライトフライ級チャンピオンで東洋太平洋2位のイルファン・オガーでした。対戦相手の年齢が初めて年下の19歳ということで、注目されました。
1Rから亀田の圧力が凄く、オガーはロープ際に追いつめられる苦しい展開。亀田のパンチを殺す事に集中するだけになってしまい、攻撃が出来ない。
亀田のボクシングは前回の試合と、ほぼ同じでパワーで圧倒して、ねじり倒す戦法。しかし、今日の相手もしぶとかった。何とか倒されまいと必至だった。
7Rまでに、押し倒し気味のパンチで一度ダウンを奪ったものの欲求不満な戦い振り。8Rにパンチを集中したところで、スタンディングダウンを奪う。オガーはここで戦意を失ったようだが、レフェリーは試合続行。しかしさらに亀田がパンチを集中したところでレフリーストップ。TKO勝ちとなりました。
今日の相手は簡単にKO出来ると読んで、パワーファイトになったのだろうけど、相手は意外と強かったな。たまに繰り出すワンツーがちょっとだけ不気味だった。
ボクシングマニアからすると、あまり面白みのない試合だった。接近戦のパワーファイトは攻撃が単調に成りがちだ。こうなってしまうのは、実力差があるからなのだろうけど……
駆け引きとテクニックとスピード感、切れの良いパンチが盛り込められたボクシングを見たいのだけど、亀田にはそれが出来る実力はあるのにな。
まぁ、次を期待しよう。現在WBAでは1位、WBCでは3位、狙うタイトルはWBC世界フライ級王座のポンサレックのタイトル。しかし、指名試合で先にWBAのタイトル戦が近いような気もする。ポンサレックが逃げる可能性もあるし。
しかし三男の“ともき”のスパーリングや練習風景の映像も見たけど、スピードが凄いな。あれは怪物に近い。末恐ろしい15歳ですね。来年のプロデヴュー時には、相手がいるのかなという別の意味の不安が出てきそうです。
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