♪Baby Come Back カム・バック ちゃららーん ベイビー・カム・バック カム・バック~♪
80年代に「romancing the stone」「Electric Avenue」のヒットで一躍有名になった、エレクトリック・レゲエ・アーティスト(?)の【エディ・グラント】が60年代に所属していたバンドが【イコールズ】です。
現在日本では彼等のオリジナル盤はほぼ入手不能で、唯一手にはいるのがこの『THE BEST』です。ジャケットには最近の姿を撮った物なのか老けた4人が写っています。当時のメンバーは5人だったはずなのだけど、ジャケットには4人しか写っていないということは、亡くなっているのかなぁ。
バンドの活動場所は主にイギリスで、メンバー中3人は西インド諸島出身らしいけど、エディ・グラントは確か南アフリカだったと思うのだけど……?つまり移民なのでしょうか。二人は英国人(ゴードン兄弟?)のようです。
まだレゲエが登場する前の、
スカやブルービートを基調にした、ダンサンブルなモッズサウンドが聴けます。「Baby Come Back」は1967年のヒット曲で西ドイツから火がついて、英本国でもNo.1ヒットになったそうです。
当時から日本では人気が無かったようですが、英本国では評価が高かったらしい。
【ビートルズ】の「オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ」はイコールズからの影響で出来上がった曲だという話もあるほど。
ちなみに【クラッシュ】が『SANDINISTA』でイコールズの「Police On My Back」(エディ・グラントの作曲)をカバーしています。レコード棚から『SANDINISTA』を引っ張り出してみたら本当にそうでした。知らずに聴いていましたね、私も。(笑)
「Rub-A-Dub-Dub」の歯切れの良いギターのカッティングなどもクラッシュあたりが好みそうな曲です。「Bad Boy」の爽やかなコーラスは【ビーチ・ボーイズ】風で、たぶんゴードン兄弟が歌っているのだろう。
11曲目の「Bad Boy」からラストの20曲目まで作曲者にエディ・グラントのクレジットがなくなっているのは、もう既に脱退しているからなのだろうか?しかし逆にレゲエぽさが増しているのが面白い。
リマスターの表記はないけど、音はクッキリ鮮明で良いです。
私は10曲目までの、明るくてハッピーな気分になれるブルービートの方が聴いていて楽しいかな。
いつか60年代のオリジナル盤も紙ジャケット化されて、日本発売されるといいなと思う。これも絶対《聴かなきゃ損的なアルバム》に違いないです。(笑)
まさかあると思わなかったYouTube画像。ノリノリじゃないですか。(笑)
こちらは1968年のトップ・オブ・ザ・ポップスの画像です。