故ダイアナ妃が好きだったのが、【ジェネシス】だったなんていう記事をどこかで読んだ気がした。“へぇー、そうだったんだ”とその時は妙に感心してしまったけど……(意外な気がしたから)
皇室にも好かれる、ポピュラー音楽のスタイルがあるのかもしれない。そしてこのグルジア出身の歌手【ケイティ・メルア】も女王陛下参列の英国のチャリティイベントに招待され、エリザベス女王の前でパフォーマンスを行ったそうです。
そして公演直後に、エリザベス女王から“ラジオであなたのレコードを聴いたわ。素晴らしいわね”というお言葉をいただいたそうです。
私が持っているこのアルバムは限定盤で、DVD付きでライブ映像が収録されているのですが、確かに客層は高めでアダルトな雰囲気です。
2003年11月にイギリスで発売された、『CALL OFF THE SEARCH』は180万枚以上のヒットを記録、全英チャートでも6週間No.1に輝いたとか。
6週間No.1獲得するほどのアルバムとは思えないのだけど(良いけど)、やはり女王の影響が大きいのかな。
音はアコースティックギターとピアノとヴァイオリを中心にした、
モダンなジャズヴォーカルで良いと思う。ケイティの声の質も優しくてしっとりとしているし、濡れていて、張りがあります。それと年齢が当時20歳という事もあり、まだ少女ぽさが残っている、あどけない声。この
大人の女との狭間が微妙な魅力となっております。
堀が深く、瞳が大きくクリクリしていて、可愛い女性です。
いちだんと魅力的になったケイティ
《The Closest Thing To Crazy》
♪どうして私をメチャクチャにしておきながら
優しい嘘で私の失望を邪魔をするの?
心をメチャクチャにするなんてほんとに簡単なんでしょ
目を閉じて知らん顔するなんてほんとに簡単なんでしょ
どうして私を子供みたいに扱えるの?
それでも子供のようにあなたを慕ってしまう私
こんなワイルドに感じられる人っているかしら
こんな憂鬱に思える人っているかしら
これは私が今までに体験した
いちばん頭が変になりそうな感じに近いこと
22歳みたいな気分で17歳みたいに振る舞ってしまう
ひとりでいたときは全然変じゃなかったのに
今なら分かるの 狂気に近づくこと
あなたに近づくこと
そのふたつの間にはつながりがあるのよ
アルバム中、一番好きなのがこの曲。女性らしい可愛らしい曲。“
22歳みたいな気分で17歳みたいに振る舞ってしまう”このフレーズが好き。微妙な心理ですね。良くは分からないけど、何となくは分かります。夢を追うよりも、今、目の前にいるあなたを愛していたい。そんなイメージかな。
私の女性ヴォーカル好きも病的な気はしますが、繊細な心の葛藤とかは男性のシンガーソングライターよりも敏感に感じ取れてしまう。 “いいなぁ”と思わずにはいられないのです。
そして
抱きしめたいなんて、願望がうずいたりしてしまったりで………(笑)
このアルバムをチェックしてみる?
myspaceで試聴してみる?
THE CLOSEST THING TO CRAZYを歌うケイティ・メルア