ほっこり福々庵

東北地方太平洋沖地震、長野県北部を震源とする地震による被害を受けられた皆様に、

心よりお見舞い申し上げます。


金曜日の昼下がりに「目眩か？」と感じた直後から、部屋干しの洗濯物がぶんぶんと揺れ動く

様を見て地震と知る事になりました。

ここは、大阪。建物の上階で時折感じる地震より大きく揺れて、揺れ時間も長く感じました。

船酔い状態でテレビを点けると、アナウンサーのヒステリックな声を共に大きな揺れ・・・

そこで初めて東北地方や関東での大きな地震と恐ろしい津波の実態を目の当たりにしました。

阪神淡路大震災をしのぐ規模の揺れ、そして津波と火災と最悪な原発事故。

壊滅的な当日から幾朝を迎える度に悲しい詳細を知り、その中各関係者の尽力で救出された

事など悲喜こもごもで心中はとても複雑であります。


阪神淡路大震災の時に、こんな事があったそうです。

聴覚障害を負った方が命からがらやっとたどり着いた避難所で、聴こえない為に拡声器で

知らされる情報に気づかず配給が受けられない。臨時に設けられた無事を知らせる無料の

臨時公衆電話に並んでもFAX付きの電話を利用出来ない。ましてや自我を堪えて各自並ぶ

時にそれを利用したくてぐずぐずしていたら、堪えきれずにいる人から散々小突き回され

安心である避難所の人々が恐ろしく思えたそうでした。


今現実に起きた東北地方の地震や津波、関東地方の地震が過去最大規模の威力であっても

過去に起きた阪神淡路大震災当時はそれが過去最大でした。

その時に私もその場で恐ろしい経験した身で言える事ですが、避難してからその先が増々

長い道のりになるのです。わが身の事でいっぱいなのも理解出来ますが少し周りを見て

避難所に居らずとも皆さんのお近くで聴覚視力障害の方が居られましたら、ちょっとした

気づきで誘導して差し上げて下さい。

日本全国いつ何が起きてもおかしくない昨今です。私もこの場所でお役に立てる事をひとつ

でもさせて頂きたいと思います。

最近読み始めた曽野綾子さんの「老いの才覚」。

老いに関わらず人としての思いやりについても書かれています。


【送料無料】老いの才覚


３月１３日。

２８回目の結婚記念日でした。

旅行や時別なお祝いは最初から用意しておりませんでしたが、何か真から喜べない気持ち

ですね。ただただ「今日まで、ほんとうにありがとうございます。」これが一番！