ユッケ食中毒の汚染経路
ユッケ食中毒の汚染経路がいまだに解明されていない。問屋から検出されなければ、問屋が汚染源といえなくなる。通常、加工処理された肉のロットのサンプルは、何かあったときのために1ヶ月間-20度以下で冷凍保存しておくべきだが、そのようなサンプルがあったのか、いなか。ひどい加工処理業者の場合、そのサンプルを菌が検出されないよう消毒薬にどぶ漬けにしてから冷凍保存することすらある。まだまだ改善の余地がある食品衛生法。ナムルに使われていたモヤシからO-111がユッケに移ったという可能性すら否定しきれないのが実情だろう。O-111は乾燥に弱いため、調査が入ったころには調理器具からの検出が不可能であったと言えよう。