カテゴリ:医学
大腿骨頭すべり症は、大腿骨骨頭の骨端と呼ばれる部位が正常な位置からずれてしまう病気を指します。この病気は、骨の成長過程にある男児、特に肥満傾向にある子供に多く見られます。
主な症状は、股関節の痛みと可動域制限です。症状が強い場合には、自分の体重をかけることもできないほどの状況になり、歩行ができなくなることもあります。また、外側に足が向くようになり、両側の足の長さに差が出てしまうこともあります。 診断は、股関節のレントゲン写真や超音波検査、CT、MRIなどの画像検査を行います。 治療は、骨頭のずれを矯正すること、骨頭の安定性を確保することを目標にして行われます。急性に発生した大腿骨頭すべり症の場合は、無理のない範囲での整復術が試みられます。また慢性に経過している大腿骨頭すべり症の場合には無理に整復することなく、ピン固定術や各種骨切り術が行われます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 16, 2024 08:19:06 PM
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