カテゴリ:医学
心室瘤は、心筋が薄くなりこぶ状に膨張する病気で、心筋梗塞後に心筋が薄くもろくなり、瘤(こぶ)のように膨らむことが多いです。この状態は、心機能の低下を引き起こし、呼吸困難、息切れ、動悸などの心不全の症状を引き起こすことがあります。
心筋梗塞症に合併するものがほとんどで、まれに胸部外傷や心サルコイドーシスなどによるものが報告されています。 瘤壁に筋層が存在している真性心室瘤と、筋層が欠落し瘤壁が心膜組織からなる仮性心室瘤に大別されます。 診断には心エコー検査や左室造影検査が有用であり、程度が軽い場合は、そのまま内科的に心不全の治療を行うことも可能です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 21, 2024 08:26:45 PM
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