カテゴリ:医学
「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」が増えています。1999年の感染症法による届け出開始以降、過去最多だった昨年の941人を半年で上回りました。
溶連菌は一般的に咽頭炎などを引き起こす細菌だが、まれに劇症化して手足の壊死や多臓器不全を伴うショック症状に至ることがあり、「人食いバクテリア」とも呼ばれます。症状が出てから急激に悪化するのが特徴です。 病原性が強く感染が広がりやすいとされる「M1UK」株が増加傾向で、3月時点では関東地方で多く検出されています。 溶連菌は足の傷口から感染しやすく、予防には水虫や靴擦れなど、小さい傷を放置せずに治すことが重要です。高齢者が感染すると48時間で死亡するケースもあります。 『溶血性レンサ球菌は、連鎖状につながる球形の細菌で、赤血球を溶かしながら増殖する。このうち子どもの間で流行するA群は発熱、喉の痛みが主な症状で、1週間以内に回復する。 「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」は、まれだが子どもから大人まで幅広く発症し、特に30歳以上に多い。発熱や血圧低下などの症状が出た後に急激に悪化し、手足の壊死や多臓器不全を引き起こす。致死率は30~70%と高い。』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 23, 2024 07:21:40 PM
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