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隊長さんの山ある記

隊長さんの山ある記

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Jul 16, 2023
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カテゴリ:登山・ハイキング
朝8時30分に自宅(静岡市葵区)を出発、富士見峠から大日峠を通り林道勘行峰線(りんどうかんぎょうみねせん)を北上し、猪の段(いのだん)登山口へ10時に到着した。盛夏に咲く安倍奥の最高峰、山伏(やんぶし)のヤナギランの開花状況を見ることが主な目的である!サラ犬と妻も一緒だ。コース設定は、猪の段登山口~百畳平~山伏までのピストン。
かっては、梅ケ島の西日影沢コースを歩くことが常だったが、今の自分にはこのコースが体力的にも程よい~ウィンク


井川県民の森を過ぎ、牛首登山口の少し先にある猪の段登山口からスタート歩く人歩く人歩く人~外気温22℃だった

車道からこの斜面を登ればすぐにズミの群生地だが花期は6月上~中旬ですでに終わっている





ズミの林床に花の終わったナツトウダイ(トウダイグサ科)が結実しはじめていた~オーケー






緑鮮やかな猪の段のゆるやかな登り~
本コースは赤布やテープなどのコースサインも要所にあり、迷うことはない~二重山稜もあるがサインを忠実にたどれば安心して歩ける楽しい山道である~





ここは、明るく開放的な百畳平(ひゃくじょうだいら)
40~50年前は、一面、腰丈ほどの緑のクマザサが生い茂っており、中にクルマユリ、マルバダケブキ、キオン、クガイソウ、などが目立って咲いていたものだ!近年は、自然現象による笹枯れか、ニホンジカによる食害なのか、笹はすっかりなくなり裸地化し、あたかもゴルフ場のようである。しょんぼり






木陰で水分補給するサラ犬





美しいダケカンバの林を行く~歩く人歩く人歩く人
このあたりにも、以前は、黄色で繊細なオトギリソウの花が目を楽しませてくれたものだが
今はまったく見ることはない!








山伏小屋手前付近から西側に大無間山方向を遠望~グッド





直下に、崩壊の進むオーギ崩~ガスが湧き出して安倍東山稜は隠れたまま~ウィンク






山伏の山頂付近~枯渇したウラジロモミの巨木の立つ真ん中から右斜面にクマザサは何もない!
代わって左側の防鹿柵内には、青々したササがびっしりと生えてその違いは一目瞭然である。かって、柵内のクマササの伸びすぎで陽が届かないためにヤナギランが生育しないという説から、ボクもボランティアの一員として何年か続けて笹刈りをしたものだがあれはなんだったのだろうか?自然とは摩訶不思議なものである。そして、ニホンジカの食害とばかり思っていたクマザサの衰退は、実は何十年周期でやってくる笹枯れ現象なのだと、最近強くおもうようになってきた。クマザサに花が咲くと(先月、下十枚山で見たが)ササは地下茎で繋がっているために全滅に近い形に素早く変貌するがその後30年後には新しく芽生えてくると云う説を知った~まず、ボクが生きている間にあの一面クマザサで覆われた光景を見ることはないのだし、それが自然の節理というべきであろうか~クール





あまり寂しい話は別として、今日訪れた山頂部のヤナギランは今年は大いに期待出来そうである!グッドグッドグッド





防鹿柵のヤナギランはあちらこちらにまとまって群生しており~オーケーオーケーオーケー





すでに下部から花を咲かせているものも見られる!ちょきちょきちょき








クルマユリ(ユリ科)も数か所で確認!葉






皮肉にもニホンジカの忌避植物、開花前のキオン(キク科)も見られる~ウィンク





山伏(2014m)の山頂で記念写真をパチリ!
残念ながら、後方に見える筈の富士山富士山は雲の中だった~

※山頂名について
 山伏(やんぶし)はもう半世紀以上前から「山伏」であって「山伏岳」ではない!誰がいつ山名を変えて表示したのか定かでないが、地元での呼び名など充分、確認したうえで表記してほしいものである。まだ、ずっと若かった頃には、そんなことはどうで良いと思っていたが、後世に渡って間違った山名が当然のごとく伝わっていくことは残念でならない!





二等三角点標石のある山伏の山頂部はダケカンバの若葉、白っぽい幹が夏の青い空に映えて
美しい!音符音符音符ボクは北側から仰ぐこのアングルが好きだ!





風がほとんどなかったので、サラもさぞや暑かったろう~オーケーオーケーオーケー






今日は、南アルプスも雲の中!白峰南嶺の布引山、青薙山がかろうじて見える程度であるウィンク





しばらく休憩後、往路を下山する~(百畳平にて)歩く人歩く人歩く人





オブジェのような枯木立群~オーケー





林道脇に咲くバイケイソウ(ユリ科)ウィンク








林道勘行峰線から井川湖を眺める~グッド



ヤナギランの下見にきたような山行だったが、今年は、かなり良いのではないか!そんな期待が持てた~あと、1週間もすれば防鹿柵はピンクのより鮮やかなお花畑となっているような気がした。グッドグッドグッドバイバイバイバイバイバイ


<参考コースタイム>
猪の段登山口10:20~11:20百畳平11:30~12:20山伏13:00~13:55百畳平~14:35猪の段登山口

    歩数計→11950歩      2.5万図   梅ケ島





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Last updated  Jul 21, 2023 04:09:19 PM
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