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カテゴリ:登山・ハイキング
先月の28日以来の雨ケ岳~前回は根原から端足峠を経て山頂ピストンの一般コースだったが、今回は宿題になっている北尾根からの登りにトライ!登山道も途中からは不明瞭なバリルート、山頂直下の標高差450mの直登がある~
勇んで行ったはいいが、まず、本栖湖畔から仏峠への登山口がわからない!ある程度下調べをしたつもりではあったがまず案内標識がない!だいたいの検討をつけて探したら見つかったので「浩庵テント村」前の広場に駐車させてもらい、北方向へ湖畔の車道を1分歩くと幅広の林道らしき入口から2~3m先の右側に文字が消えかけた古い標識あり。その位置は、となりの「本栖湖いこいの森キャンプ場」のすぐ手前になっていた~ 気温4℃寒い!薄手のフリースジャケットを羽織ってちょうどいいくらいだ~(帰宅後、TVでは今朝が今季いちばんの冷え込みだったと云っていた) 文字の消えかけた古い案内標識~ 歩き出した幅広の林道?は、じきに快適な歩きやすい登山道に変わった~ なだらかな傾斜の山道を電光型に歩き、今日初めての案内標識を見る~ この場所で直進する山道と別れて指示通りに左折~ 仏峠への標識を見て、左折すればそこは仏峠、ここで初めて北尾根の稜線に乗ることになる~ ここは、ボクの山行記録を辿ってみると、今から33年前の1990年9月16日に通ったことがあるのだ。当時ボクは46才。MTBブームの走りであり、趣味を同じくする仲間が集まって「山岳自転車研究会MTF」という同好会が出来ていた。ボクも運よく縁あって入会させてもらい、以後、MTBによる山行にのめりこんだ!メンバーは、移動手段にアマチュア無線を駆使し、手前味噌になるが当時としては、全国的にもそこそこ名の知れた同好会だった。(その後、某出版社からの依頼でMTBツーリングのガイド本を出すことになった)この仏峠を通ったのは、MTF恒例の本栖湖キャンプ場で1泊後、この山域に詳しいK岱氏のガイドのもと有志のみ12名で本栖湖キャンプ場をスタート、社会福祉キャンプ場(まだあるのかどうか不明)から稜線へ、塩の道コース~中之倉~釜額(かまびたい)民宿村)~林道終点登山口から1時間半を要して仏峠に登り、15分で社会福祉キャンプ場を経て、本栖湖キャンプ場へ戻った記録がある。 仏峠(ほとけとうげ)1130m、案内指導票もあり、見たところ、今でも釜額への峠道ははっきりしていた~ ここより雨ケ岳北尾根の稜線歩きが始まった~ 自然林の美しい北尾根!紅葉が始まっていた~ 何の変哲もない1333mピークを越え~ 下ればすぐに御飯峠(ごはんとうげ)広い平坦地で 十字路になっており、西へ行けば栃代(とじろ)、左へ下れば本栖湖へ。ここは直進して雨ケ岳を目指す~ ここから先は案内標識はなく、落ち葉で隠れがちな登山道を拾いながら稜線を外さないように注意しながらの登りが始まる。念のため、最近、出没することの多い熊への警告のため(音がうるさくて好きではないが)熊避けの鈴をザックに付ける~ ブナ、ナラ、カエデ類の紅葉が続く~ いくつかコブを越えて 最後の1393mピークに達した! ここより最低コルへ一気に下る~ 途中、雨ケ岳山頂から北に派生する北尾根の一部がチラリと樹間からのぞいていた~ 正面に見える稜線の直登が待っている! 北尾根の最低コル(1320m)に降り立つ! ここから比高450mのストレートな急登が始まる~ 登山道は、予想どおり、落ち葉に隠れて時々不明瞭な箇所もあったりするが、要所には先人の付けたテープや赤い布きれなどのコースサインがあるので、順調!道迷いはない~時々2.5万図で現在地を確認する程度であった~ 見たことのない握りこぶしよりも大きなキノコが幹に張り付いていたが、水気がなく香りもあまりなかった~ ひたすらの登りに時々足元がフラつくが~ 背丈の低い笹が現れ、山頂付近が見えてきた~あと少しだ! 雨ケ岳(1771m)の山頂に到着!宿題としていた北尾根を登り切った~気温8℃、風がないのでさほど寒さは感じなかった。 なお、先日(9/28)同様に、見える筈の富士山は今日も雲の中だったが、心地良い達成感に満たされた~ それだけで充分だった! 遅いランチを摂りながら四方を見渡せば、富士山こそ見えなかったが、裾の朝霧高原がすっきり見えていた~ ダケカンバもほとんど落葉~ 西のタカデッキ方面は前回とおなじ様相を呈していた~ 雲間からの木漏れ陽がなんともやさしいなあ! すっかり陽が短くなってきたので、ランチもそこそこに名残惜しく山頂をあとに下山する~ ここからは、端足峠(はしたとうげ)に向かって、勝手知ったる一般コースを下る すっかり葉を落としたナナカマドに赤い実がしがみついている~ 眼下の竜ケ岳に夕陽が当たっていた~ 樹間から南アルプス、白峰三山が覗けた 西側の位置に見えるようになった北尾根を振り返る~ おぼろげながらも、北方に八ヶ岳も遠望できた~ 富士山は裾の部分のみ姿を見せたが、中腹以上は変わらず雲の中! 端足峠に到着~ 時間に追われるように休む間もなく本栖湖畔へ下った! Y字路になっているこの指導標識を右の本栖湖畔方向へ向かい、ほどなく湖畔の周遊道路に出て左折し、 数分でスタートした浩庵テント村前の広場に戻った。 本栖湖畔から夕陽が射すパノラマ台(左)と烏帽子岳(右)を望む~ 帰路は、久し振りに本栖湖畔を回って、中の倉トンネルを抜けて国道300号を下り、下部温泉早川ICから中部横断自動車道に上がり、新東名高速道路の新清水JCT経由で無事帰静。 充実度100%以上の山行を楽しんだ1日であった <参考コースタイム> 浩庵テント村前の広場10:40~11:20仏峠~11:55(1333mピーク)~11:58御飯峠~12:25(1393mピーク)~12:45最低コル~14:40雨ケ岳14:45~15:55端足峠~16:45浩庵テント村前の広場 歩数計→21260歩 2.5万図 精進 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 8, 2023 09:28:30 PM
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