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淡路ファームパークイングランドの丘へ母が入所している、特別養護老人ホーム・ユニット利用者を連れ出すことに決めたのはいつだったか、何日か前に午後２時に駐車場で。ということのみを伺っていた私。
　少し早い目に家を出たものの、やはり駐車場は満杯。３回回ってようやく停めることができたけど、午後２時という時間は迫ってくるし、あせりましたとも。
　
　　　　　　　
　まるで花園のような綺麗に植え付けされた玄関を抜け、いざ入場。イングランドヒルと英語で書かれている前を通り過ぎ、思い思いに行動することになる。一人で歩いているときは何も思わなかったけど、石畳の部分と、小さい石が固められたようにコーティングされた部分があり、母にはちょっと痛い思いをさせてしまった。
　
　　　　　　　　
　母には勿論持参した帽子を。それでも、オシャレな母は日焼けを気にするので、陰でちょっと一休み。冷たくしておいたお絞りで手を拭き、缶ジュースを。開けて手渡すと、自分で飲んでくれる。おやつは。。。先日高松で買った芋けんぴ。盲目なので、コアラもワラビーも観えない。でも、木陰の風は心地良かったようだ。１９０ｍｌ入りのジュースを飲みほして、今度は何か良い匂いのする方へ。それでも、日差しが気になるようで、目深に帽子を被らせて暫く歩く。これで、待ち合わせ時間の半分が過ぎた。最初は、目も観えないのに、そんな母をどうやって２時間も持たせられるのか、と心配だったけど、色々お喋りができたことは良かった。
　水分の補給になるのかどうか、最初は白ぶどう。二本目にりんごのジュースを母は飲み干して、私は横で持参したコーヒーを。いつも、ビールのお供にしているイカを母は美味しいと言って、もうちょっとなどとリクエストしてくれる。昼食が何だったのか、聴きもしないで、適当なおやつを持って行ったけど、美味しいと言ってくれたのは嬉しかった。
　揃って、退場する前に記念撮影。３人の利用者に、３人の職員。そしてそれぞれの家族。思い思いにどんな話が弾んだだろう。コアラさえ観ることができない母だけど、それなりに満足してくれたと思う。　お疲れ様でした！