子供たちに節約意識を持たせたい
リビングでは、嫁と息子、娘がアニメを夢中で見てる。そのすきに僕は自室に避難、そうじゃないと「パパも一緒に見るのー」なんて騒がれちゃうから。家族は1つの部屋に集まっていた方が、電気代の節約になる。分かってはいるけど、あんな子供向けのアニメには付き合っていられない。今は、部屋の明かりは付けないで、小さなスタンドだけを付けている。しかし、動画配信サービスを始めたら、1日中何か見てるじゃないか。あんなものに入会しなくたって、テレビだけ見てればお金もかからないのに。NHKの受信料払ってるんだから、元を取るためにもNHK見てればいいんだよ。それを「テレビつまらなくて見るものない」なんて言って…。見るものなければテレビを消してればいいんだ。その方が、電気料の節約にだってなる。子供たちには、これからどんどんお金がかかるようになるし、住宅ローンだって、まだまだ長く続いていく。先のことを考えたら、節約しなくちゃいけない。まだ小さい子供たちに、そんなことを言うわけにはいかないが、嫁なら十分わかりそうなもんじゃないか。どうせ、子供たちをダシにして、昼間自分がドラマや映画を楽しむために入会したんだろう。この家を建てる時に、僕がどれだけ苦労したか分かっているのかな。太陽光発電会社ランキングをチェックして、信頼できる業者やメーカーを探して…。思ったより高くついたけど、初期費用が無駄になっては仕方がない。そう思ってそれなりのものを選んだ分、よけいに節約は重要なんだ。そういえば、今日の晩飯も息子は半分くらい残していたな。ハンバーグは好物のはずなのに、飯の前に何かおやつでも食わせていたのか。「子供の成長にはおやつも大切」、なんて言ってるけど、そもそも3度の食事が食べられないくらいのおやつは、無駄でしかないだろう。結局、晩飯まで無駄になってしまうなんて、いいことなしだ。そういうことを教えるのも、母親の役目だと思うんだが、うちの嫁は、少々そのあたりの感覚が鈍いのかもしれない。親の節約意識が低かったら、子供に節約を教えるなんて無理だ。そこは、僕が出て行って、ちゃんと教えるべきだな。さて、なんと言って教えるべきか…。だいたい、おもちゃだって絵本だって、欲しがるものを手当たり次第与えていたら、わがままになる一方じゃないか。それで苦労するのは、息子や娘本人なんだ。欲しいって駄々をこねるのをなだめるのが大変なんて、母親としての大切な役割を放棄しているようなものだ。