M42オリオン星雲を撮影すると、たくさんの人工衛星が写ってきます。
その理由は、ちょうど日本からだと、静止衛星の軌道が、オリオン星雲の前にあるから
なのですが、今回、その静止衛星を主役にして撮影してみました。
つまり、星雲をガイド撮影すると、日周運動によって、
人工衛星の方が動いているように見えるわけですが、
固定撮影すると、静止している人工衛星の方が点に写るわけですね。
しかも、その日時と星雲の位置関係をステラナビゲーターでシミュレートすると
なんという静止衛星がそこにあるかがわかるんですね~~
ひまわり8号(笑) IMG_6154 posted by
(C)ホシミスト_3013
タカハシMT160(D160f776RD)
Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO1600 60秒
タカハシEM100(固定撮影)
2015.01/01 22:28JST(+0900) 自宅庭より
ちょうど日本の気象衛星、ひまわり8号が見えている時刻でした。
ひまわり8号は、可視光を観測するチャンネルが3つもあり
それぞれを赤・緑・青の周波数に特化させることで、
世界で初めて、カラー画像(RGB合成)が得られるようになった気象観測衛星ですね。
これにより、雲なのか砂嵐なのか火山の噴煙なのかの区別がつくようになるそうです。
また
最近の気象庁のホームページでは、高頻度観測画像が見られるようになりましたが
これは、ひまわり7号では観測画像が30分に1枚しか撮影できなかったのが
8号では10分に1枚、こと日本周辺に限っては2分半に1枚撮影できるようになった
ということで、より細かい雲の動きが見られるようになったんですね~~!
ちなみに、エクスプレスは、ロシアの通信衛星
スカイマスターはオーストラリアの通信衛星 のようです。
目線の先を変えるといろんな違った見え方をしてくるもので、
今年は視界を広く、視点も一方ではなく多数にしなさい、
と、神様よりのご宣託なのでしょう。
それと同時に、この日、MT160のガイド撮影を行いましたが
課題がたくさん。
MT160とEM100の使い方については、今後もっと煮詰めなさい
という課題もいただいたわけです(笑)